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貧乏人ゆえの激安パソコン組立て苦行レポート

1998年6月10日

今まで、とても貧乏だったので、Pentium90MHzのマシンに、わずかばかりの メモリと、わずかばかりのハードディスクをつけて、LINUX JAPAN という雑誌 の付録のCDに入っていた Red Hat Linux を入れて、なんとかパソコン遊びの 仲間いりをさせてもらっていた。

しかし、さすがこれではきつくなっていた。それで、ついに2年ぶりにコン ピュータの組み立てに挑戦することにした。まあ、すこしは金を恵んでもいい という会社があったことも原因であるが。昨年も一応挑戦したけれど、あれは 自分で使う分ではなかったので、ここではカウントしない。

それで、銀行から下ろしてきてもらった10万円という大金を握りしめて、先 週の金曜日に秋葉原に行ってきた。すると、どうだろう、秋葉原ではPentium II なる高価なCPUを気楽に買う金持ちがわんさかいて、私のようなものは圧倒 されっぱなしである。

とうぜん、1万円未満のCPU、1万円未満のマザーボード、64MBのメモリが 8000円くらいで買えるといいなあと心うきうきしながら行ったのであった。こ んな買い方をしようというのだから、だいたいどこへ行ったかは想像できよう。

某店に行って、1万円未満のマザーボードコーナーを探したが、ついにコー ナーそのものが廃止になってしまっていた。それでも、1万円未満のマザーボー ドは2種類程あった。

先週岡山で安売店に寄った時、6000円台のマザーボードが目に入り、買おう かどうしようかかなり悩んだ。ただ、ちょっと古過ぎて、同じ店に対応する CPUが売っていなかった。動かすためにはジャンク屋回りをしなければならな いようだったので、とても私のような初心者が手を出すべきではないと判断し、 買うのを止めた。でも、まだ、心残りはあるな。

さて、買ったマザーボードは、ミーハーゆえ、日本限定版にしてしまった。 シリアル番号入りとかいうことで、つい1万円未満という目標を破ってしまっ た。それは、ASUS の SP97-V という当然のことながら Socket7 のやつである。 SIMMが4スロットあるやつで、まあまあではないかということで、決めてしまっ た。

CPUは、1万円を切っていた K6-200 にした。まあ、何でも良かったのだが、 これより低性能の新品CPUは秋葉原では見当たらないようであった。同じ店で メモリを見たら、32M EDO が4000円を切っていたので、何も考えずについふら ふらと32Mを2枚買ってしまった。ハードディスクはもう少し徘徊してから買お うと思って、それだけ買って出ていった。

Laoxコンピュータ館の1階で、何とか息子に組み立てさせようと思って、 『自分で作るAT互換機』 を仕入れて帰ったのであるが、目論見を見破られて、最終的に自分で組み立 てる羽目になってしまった。もったいないから、この本は自分で読もうと思う。

その後、ハードディスク、ケーブル類、バルク品のMouse Manなどを購入し、 最後にお金が若干残ってしまったので、Turbo Linux Pro なんていう豪華絢爛 たるものを衝動買いしてしまい、ついに10万円を散財してしまったのである。

ケースやキーボードは買わなかったのは、ゴミ箱というか押し入れで腐りか けていた1993年ころのコンピュータの再利用できる部分を可能な限り生かして いこうという、地球にやさしい私の普段の心掛けを実行するためである。

日本限定版のマザーボードなので、ちゃんと日本語マニュアルがついていた。 これなら私にも組めるというものだ、ということで読み始めたが、一緒につい ていた英文マニュアルより1桁くらい薄くて、結局信頼性も高そうな英文マニュ アルを参考に組み立てることにした。

自信なく組み立てていったのだが、マザーボードやCPUが新品ということも あり、ほとんど問題なく動いてしまって、ここに書くようなこともなく、何の 勉強にもならないかと思うような状態であった。今回、以前に買って失敗した Tekram の DC310-U というSCSIカードを試したのであるが、これもすんなり動 いてしまった。DC310-Uを動かすためにはBIOS が AWARD でなければならない のであるが、ASUSのマザーボードなので、すんなり動いた。Turbo Linux でも 何もせずにそのまま動作してしまった。

こんなに簡単に動作してしまってはつまらないではないか、と思いながら、 友達から「使えなかったからあげる」といってもらいうけたナカガワメタルの 秋葉原定価1980円のLANカードを入れたら、さすがちゃんと問題が起きた。動 いてくれないのである。

それで、悲嘆にくれていたのであるが、IRQの設定をやったら、ちゃんと動 作した。1980円なんで、当然のことながら安物のISAバスである。しかし、今 や何でもPCIでプラグアンドプレイの時代なのであるが、安物を使うには時代 に逆らわなければならない。それで、マザーボードのIRQをわざわざISAに直し て、さらに、LILOのパラメータを直接指定した。

これだけのことをするのに、私ともう一人が1日がかりでというか、1時間 くらいか、あるいは10分くらいかかけて試行錯誤して、偶然に動くようになっ た。

Turbo Linux Pro であるが、何も分からぬ私は、全部をごっそりインストー ルしてしまった。そのあと、LANにつないで、インターネットにも繋がるよう にして、ただいま連続運転テストの最中である。

もちろんのことであるが、自分のマシンとしては一番高速であるので、さっ そくパズルを解かせて性能チェックを行なった。Pentium 90MHz の2.5倍の性 能は十分に出ているようであった。

それにしても秋葉原とは恐ろしいところだ。2万、3万のマザーボードや、 10万円もするPentium IIを買うものがうようよいた。それどころか、30万以上 もする完成品のパソコンを平気で買っていく者がいっぱいいた。皆、どんなに すごい使い方をするのだろうか。もし、使いこなせなかったら、是非分けて欲 しいと思いながら、小さくなって買い物をして回ったのであった。


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