ホームページ目次前の話次の話

10Mでインターネットに直結するサーバーマシンの製作

1998年7月10日

ついに怪しいプロバイダからの情報発信がきつくなってきた。回線に流れる データがどんどん増えてきて、私のホームページが、世田谷区三軒茶屋にある 世田谷サーバーファームというところから、ついに23区の外にある別の場所 のサーバーファーム内に引っ越し、あるいは島流しされることになった。

ずっと前は、サーバーマシンを手元に置いて、皆でなでなでしながら使って いたのであるが、インターネットが勝手に成長するが、回線料も勝手に成長し てしまうので、なんとか経費削減のための、徐々に徐々にマシンが手元から逃 げ出していってしまう。

こんどの情報発信拠点になる予定のところは、10MのLANで新しく用意するサー バーマシンと繋がる。もう遠くてマシンを見にいくことはできなくなるかもし れないが、なんとかリモートアクセスできるような手段を確保しようと思って いる。

訪問者にとっては、相当快適になることと思う。少なくとも、今より10倍は 速度を上げられるはずなのだが、お客が10倍以上になってしまったら、結局は お手上げになるかもしれない。しかし、そんな心配はまず必要ないであろう。 こんなマニアックな、いい加減な、つれづれに作ったホームページを延々と見 る者はそれほどいないのではないだろうか。

さて、そういうことで、現在の本館のサーバーである www.pro.or.jp が移 動するというか、新しくなることになった。新しいサーバーも www.pro.or.jp なので、ブラウザで見に来る人にとっては全く同じであるが、置かれる場所も 異なるし、マシンも新しいものになる。その新しいマシンを、水曜日に組み立 てて、木曜日にOSのインストールをやっているのを、私は遠くからただ見てい た。

何たって、サーバーマシンである。サーバーマシンといったら、ど〜んと大 きくて、重くて、立派なものということに決まっている。世間では、サーバー マシン、それも相当量の人がアクセスするとなると、数千万すると思っている。 そういうのを組み立てようというのだから、私が手を出して壊れたりすると、 事件である。私の購入したマンションよりも高いのではないだろうか。

さて、実際のマシンであるが、担当者が秋葉原で買ってきた。もちろんパー ツを買ってきて、水曜日の夜に組み立てたのである。ケースは、小さくて、普 通のデスクトップよりも小さい、ブックサイズケースと呼ばれているやつであ る。置く場所が限られているので、ノートパソコンを置いておこうという話も なかった訳ではないが、やはり熱の問題があり止めた方が良いと言うことにな り、急きょ組み立てることになった。

ASUSのマザーボードに、ハードディスク、メモリ、フロッピー、CD、LANカー ド、CPUをつけるのである。CPUは豪華にも、MMX Pentium 166MHzであり、こん な高性能なのはもったいないとの声も多数あったが、もっと低性能のCPUは なかなか売っていなかったとので、泣く泣く万札を払ったと言っていた。

組み立てであるが、皆ミニタワー位しか組み立てたことがない経験不足の連 中ばかりだったので、全面のCDとフロッピーの部分がガバッと外れるのを知ら ずに、マザーボードをどうやって入れようかとか、無駄なことに頭を使ってい た。ハードディスクなど、CDドライブの下の空間にこっそり入れることになっ ていて、場所を選択する余地などない。ケーブルもぴったりのが添付されてい た。

その他にも、様々なものが、ぴったりにできていて、組み立て順序が重要な のであるが、ここの連中は説明書を読まない。物が転がっていると、無意識に ドライバを持って分解する癖のある者ばかりなので、とりあえず、現物をいじっ てしまうのである。どうしても組み立て方が分からなくなると、やっとヒント を見つけるために説明書を見ようとする。決して、最初から読んだりはしない。

こういう連中が組み立てると、途中まで組み立てて、さて次の部品を取り付 けようとしたときに、順番を間違えているので、止めているネジを全部外す羽 目によく陥る。そういう無駄なことを繰り返しながらも、なんとか組み上がっ てしまうのは不思議である。彼らは、こうやって、コンピュータとの対話時間 を増やし、コンピュータにさらなる愛着をもっていくものと思われる。

そうやって、組んでる側で、別のパソコンのキーボードの「S」キーが落ち 込んだままになるという騒ぎもあった。何かに引っかかって、バネの力で上がっ てくるものが上がらなくなってしまったのである。壊した人間は、あれこれキー ボードと格闘していたが、数分後には一応直ったみたいである。こんど、その キーボードを使う時には、「S」キーは危険ということで押さないことにしよ うかな。

そういえば、昔、Tektronixの4010という、ちょっと特殊な端末を使ってい た時、スペースキーを押したら、ぽろっと取れて、ケースの中に落ちてしまっ たことがあった。担当者に知らせたが、すぐには私の言っていることが理解で きない様子であった。「こいつ、頭狂ったのかな?」なんて感じの顔をしてい たが、無理矢理引っ張ってきて、現場を見せたらすぐに納得した。

さて、以上のようにして組上がったマシンであるが、ハードディスクとメモ リを強力にしたので、なんと10万円を越えてしまった。もちろん、ディスプレ イカードやマウスはもったいないので付けていない。それでも、太古の昔から ある文字だけの表示はできるので、なんてもんじゃなくって、マザーボードに すでに強力なディスプレイ機能があった。

サーバーマシンなんてものは、普通なら作業費を除けば10万円もあれば十分 なはずである。不景気と言うが、世間には金持ち企業が多いので、数千万もの 費用を計上し、1日千ヒットもないようなサーバーを立ち上げたりする贅沢は、 私には想像を絶することである。

水曜日には、以上のようにして買い出しし、夜に組み立て、木曜日にはOSが インストールされた。もちろん、豪華なOSを入れた。4枚組のCDのOSである、 FreeBSD2.2.5が入れられた。実際には、最初の1枚目のCDをインストールして いただけだったようである。

さて、実際にこのマシンに切り替わる日時であるが、今のところまだ不明で ある。やる気になったら、急にやってしまう連中なので、私には予測もできな い。その気になれば、ほとんどの者が気がつかないうちにやってしまうことも 可能かもしれない。今月中には、変更になるだろう、きっと。


ホームページ目次前の話次の話