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1台のパソコン改造しようとしたらMOにはまる

1998年9月1日

東京にはいまだに梅雨が続いている感じだが、もう9月になってしまった。 仕事の方も、この夏は、まるで梅雨のような状態で困ったものであったが、 いくつかの仕事から逃れることができて、やっと明るい未来というか、本来や るべきであったことが再開できるかと思っているところである。やるべきこと といったら、それはJavaに決まっているのであるが、その話は、別のコーナー 【JAVAとパズルの世界】で進めていくこ とにしよう。

さて、前回の話でもらってきた古い古いパソコ ンをいかにして利用しようかと夜な夜な調査を続けていたのであるが、そ んなことをしているために仕事が溜ってしまった。仕事の中に、急にちゃんと したマシンを組む必要性に見舞われたりして、ちょっと考えがぐらついてしまっ たのである。

それでも、一応チェックをしなくてはと、リチウム電池を新しいのに交換し て、ちょっとテストしたが思ったようにはなかなか動いてくれず、「電池不足」 のメッセージが何度も出てしまった。何かへまをしたのかも知れない。

もともとは、可能な限りパーツを生かそうと思ったのである。いちばんしっ かりしているのはケースである。見るからに『AT』と叫んでるようなケースな ので、これはしっかり使うしかあるまい。スイッチ類もしっかりしているとい うことで、ケースは重いし、大きめだが、これは絶対に使わぬと面白くないと いう結論に達した。もちろん、電源も現在のものよりも大きく、重い。スイッ チも本体の横に、大きなレバー状のスイッチがついていて、時代を感じさせる ところがいかにも骨董品的な風情がある。

その他については、いろいろ調整しようとしたのだが、なかなか難しい面も あって、思案中である。いろいろなOSを入れて試したりしたのであるが、さす がOSのインストールに時間がかかるのには困ったものであった。最初にちょっ とびびってしまったのは、適当なブート可能なフロッピーを入れて立ち上げよ うとすると、かなりの割合でウイルスチェックに引っ掛かってしまい、止まっ てしまうのである。これで止まると、[ALT]+[CTRL]+[DEL]も効かなくなってし まうのであった。

はて私は何か悪いことをしたかな、見破られてしまったかとうろたえた。そ れでも、どこにウイルスチェックが入っているのかと色々さがした。何も入れ ていない状態で引っ掛かるのだからBIOSにチェック機能があるのでどこかと探 したら、隅っこのほうにあって、Enableになっていた。その後一応DOSや FreeBSDを入れるとちょいと動いたりしたのであるが、ちょっと不安定だった ので、とりあえず方針を変えて、この古い箱の中に、ぴっかぴっかの新しいマ シンを入れることにした。とにかく不釣り合いがいいのである。

それで、秋葉原へ行って、適当なメインボードを買ってきた。何でも良かっ たのであるが、EPoXのEP-58MVP3C-Mというまっとうなメインボードである。ハー ドディスクは、さすが貧乏なので、2GBのしか買えなかった。それも、レジ 前の段ボールに無造作に投げ込まれているやつで、DOS/Vマシンではそのまま では動かないけれど、買いたいヤツには売ってやる、みたいなのを買ってきた。 物理フォーマットをやれば使えるというやつである。

古い箱に新しい物を入れるのはいいのであるが、その他のマシンから、あれ これパーツを抜いたり、入れ替えたりしたのである。今回、CPUとして、私と しては非常に高速なK6-233を選定した。もう、秋葉原では主力商品の座から完 全におっこちてしまった物である。それで、この新しく組むマシンにK6-233を つけようかと思った瞬間に、自分専用マシンがK6-200であることを思い出し、 交換することにした。これで、自分のマシンが勝手にちょっとだけれど高速化 できた。

次に、別のマシンから、ATAPIのCD-ROMドライブと230Mの内蔵ドライブを抜 いた。CD-ROMドライブは、3年前の最新機種で、4倍速で十分使えるやつであ る。3年前にLinuxをインストールしようとしたら、あまりにも最新のATAPIの CD-ROMドライブには未対応であり、SCSIカードをつけて、SCSIの1倍速の CD-ROMドライブからインストールしたはずである。ということで、3年前のま だまだ使えそうなパーツということで、新しく組むマシンにつけることにした。

MOドライブは、外づけのSCSIボックスを買ってきたので、それに入れて、あ ちこち持ち歩けるように、そして家でも使えるようにしようという魂胆である。 それで、箱に入れて、SCSIのケーブルを挿そうとしたら、どうやっても向が逆 である。フラットケーブルの部分は短くひねる訳にもいかないので、外箱につ いているコネクタを上下180度回転してつけ直した。そして、SISIのIDスイッチ もつないでやろうと思ったら、行き詰まったのである。

そもそも、このMOは、秋葉原でバルク品ということで、やっと私でも買える 値段で売られていたものである。バルクなので、説明書の類はもちろんついて いない。さらに、店が入れてくれる最低限の情報のコピーも入っていなくて、 後で電話してファックスで送ってもらったものしか手元にない。そして、これ をみたら、結局必要な情報が全然書かれていないことが分った。SCSIのIDを変 更するのに、いちいち箱を開けてやるのはいやなので、なんとか情報を得て、 つなぎたいなと思ったのである。

このMOドライブには、ディップスイッチの他に、ターミネータのON/OFFのた めなどのジャンパーがあり、それから、16ピンのコネクタが出ているのである。 それから、外箱の後ろにあるID設定スイッチからは、3線のケーブルと、1線の ケーブルが出ているのである。これを、適当なところに差し込めば、後ろのID スイッチが正常に働くのであるが、どこにさせばよいのかさっぱり分らない。

途方にくれたら、インターネットに頼るしかない。それで、MOドライブの型 番を調べた。これは、富士通の木琴バード、つまり、M2512Aである。それで、 おそるおそる検索エンジンのgooで調べてみた。だれかが情報を出しているか と思って。そうしたら、見つかりました。全スイッチ、全ジャンパ、全ピンの 情報をきちんと公開していたのであります、製造元の富士通が。これは、とっ ても便利という事で、その通りに挿そうとして、またまた行き詰まってしまった。

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挿すべき3本のピンの位置は分ったのであるが、はて、どの線をどのピンに させば良いかが分らない。ただ、3つの線はくっついているので、すべての挿 入方法である6通りではなく、2通りだけである。それでは、まずは適当に挿 し、自分で設定したIDと、コンピュータで調べたIDが一致していればそれでよ し。もしダメだったら、逆向に挿し直せばよいだけのことである。

そう思って、なにも考えずに電源を入れて調べた。スイッチは5で、コンピュー タの表示も5である。だから、いまの挿入方法で正しい。と思ってはいけない のである。5(101)では、逆(つまり上の図での1ピンと3ビンを逆)にして も、結局5(101)になってしまうのである。まったく偶然とはいえ、馬鹿なID にしていたものだと大いに反省する。それで、IDを変更して、再びつないでみ る。このとき、ノートパソコンで、PCMCIAのSCSIカードから繋いでいたので、 このカードの抜き差しをして調べてみた。すると、IDを変更したにも関わらず コンピュータの表示は5になってしまう。

これは困った。ずっと5になっているということは、うまく繋がっていない のではなかろうか。ということで、色々調べてみる。外箱との線を外して、ディッ プスイッチだけでID設定を行っても変更にならない。しかたがないから、コン ピュータを再起動してみた。しかし、IDは変更にならない。これはおかしいと もうドツボに落ち込んでしまっているので、電源OFFして、一息ついてから電 源を入れるも、やはりダメであった。

思案に暮れて、投げ出そうかと思ったとき、ついSCSIボックスの電源を切っ てみた。すると、コンピュータの示すSCSIのIDはちゃんと変化したのである。

なぁ〜んだ、またこんな愚かなことをしてしまうなんて、やはり睡眠不足か な。それとも、あのアホな2000年問題のソースの一部を見せられて、脳が破壊 してしまったからなのかと思った。2000年問題というのは、秘密の汚い汚い、 とっても汚くて絶対にパニックになること必死で、ぜひともプログラミング診 断室にと思ったのであるが、なんと金に関わるソフトなので、私が見たことも 極秘のような代物なので、これ以上は書けない。とにかく、2000年問題でなか なか終わらないものは、こういうプログラミング診断室で金賞に輝くような出 来のものか、ソースも、取説も、担当者も、誰もいないようなものなのだろう と納得した次第である。これ以上書けないといって書いてしまった。まずい、 まずい。

SCSIのIDは、ドライバ側で保持しているので、ドライバの電源を切らないと IDは変更されないのであった。まだまだ、何も分らないパソコン初心者なので、 何をやっても勉強になるのであった。う〜ん、なんでこんな単純なことに簡単に 気が付かなかったんだろう、アホやなぁ。

ということで、パソコンの改造への道は遠いのであった。寄り道の連続である。


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