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やっと電気と電話が使えるようになった新宿の孤塔オフィス

1998年10月28日

今月は無茶苦茶である。突然の引っ越しに始まって、やれ電気がない、電話 がない、ということで一月が無為に過ぎ去ろうとしている。で、何もやってい なかったかというと、非常に沢山の肉体労働と、計画立案をやったのである。 仕事の計画立案はともかく、オフィスの様々のプランを立てても、次から次へ と問題が私に断りもなく勝手に発生してしまい、予定はことごとく変更されて しまい、予定変更に忙しいという状態になってしまった。これでは、スワップ しまくりのコンピュータみたいなもので、忙しいだけで何の仕事もできていな いようなものである。

それなのに、勝手に予定を入れてくれる親切な人がいっぱいいるようになっ て、もう毎日がミーティングの山である。それも、同じところでやっているの ならいいのであるが、午前中はあっちで、午後はこっちで、コンピュータに向 かってちゃんと仕事ができるのは深夜だけなんて実に情けないことになったり している。コンピュータに触って、指の訓練をしていないと、どうも頭の調子 も悪くなってしまうようである。

このように移動が多いと、意外と文庫本は読めるのであるが、ちょっと厚目 の本となると体力がついていかないので持ち歩かない、および鞄が壊れても買 えないので軽いものしか持ち歩かない状態が続いていて、コンピュータの勉強 も出来ないのである。昔は、Xウィンドウの分厚い本を抱えて、電車の中で立っ たまま延々と読み続けるなんて暴挙も苦にならなかったのであるが、今では 300ページ程の文庫本を持つ程度が限界に達してしまったのである。

さて、元にもどって、引っ越しの話をしよう。まず、電気である。1坪あた り1アンペアしかないオフィスである。まあ、一人当り1アンペアくらいしか 使えない状態である。これでは、数人で1台のパソコンしか置けないというど うしようもないオフィスになってしまう。それではどうしようもないというこ とで、一応電気工事をすることにしたのであったが、電気工事が済むまでコン ピュータが使えないというのは困るので、電気をいっぱい使うようなもの、た とえばコピーなどは台所から延々と線を引っ張ってきて使っていた。おかげで、 台所ではコーヒーメーカーは禁止であった。壁に幾つかのコンセントはあった ので、壁からも線をいっぱい引っ張って、やっと何とかコンピュータを動かし ていたのだ。

調べてみると、なかなかにせこい配線しかしていなくて、どのコンセントに もアースは来ていなかった。そもそも2本しか導線のはいっていないというケ チな線で配線をしていたので、どうしようもない。2本線を3本線に入れ替え るのは大変だということで、新たにちゃんとした線を配電盤から引き回すこと になった。

その電気工事が24日(土)に行われた。電気工事であるから、普通の日 に行うとコンピュータが使えなくなるので、オフィスの休みに行わなければな らない。しかし、当方、電気のことは何一つ知らないのであるが、どういう訳 か工事担当に指名されていて、工事業者に付き合うことになってしまった。そ れで、土曜日に、電気のないオフィスで仕事をしていた。情けないものである。

約5時間もかかった大工事であったが、これで何とか坪当たり3アンペアに なった。いままで、台所から延々と伸ばしていたケーブルも外し、これでやっ と普通に使えるようになった。サーバー集団には、ちゃんとしたアース付の電 源を供給し、他のパソコンにもちゃんとした電気が供給されるようになった。 めでたし、めでたしである。いつブレーカーが落ちるかを常時気にしながらと いうとんでもない環境とはおさらばになった。

つぎは、電話である。電話交換器も中古を買ってきて何とかしようとしたの である。でも、マニュアルも何もない。それで、交換器の設定だけは専門の人 にちゃんとやってもらうことにした。ケーブル類の絨毯下引き回しだけをこち らでやることにした。絨毯下引き回しが1回線あたり1万円ということで、経 理が目を回してしまったので、こういう仕事もやってきてしまったのである。

突然月曜日に電話交換器がやってきて、突然設定が行われたのである。そし て、設定を終えて帰っていったのであるが、急に来たので、まだケーブルを用 意していなかったので、急遽秋葉原大好き部隊にケーブルなどを買い出しに行っ てもらった。

結局部品がそろって工事の準備ができたのは夕方であった。それで、事務の 女性の方にストリッパーをやってもらった。電線の皮(被覆)をむく道具をワ イヤーストリッパーというのであるが、これは私が自宅から持ってきているも のである。これで、事務の女性の方は、自分の電話のケーブルをちゃんと作っ たのであった。自分で使うものは自分で作らなくっちゃという方針であるので、 事務であろうと、経理であろうと、何でも教えてしまい、ちゃんと作ろうとい うのが方針のオフィスである。本当は人手がないので、それしか解決方法がな いだけなのだが。

そうして、線が用意できたのであるが、横浜が優勝してしまい、工事は中断 され、ピザパーティが挙行され、工事は延期されてしまった。

今日実際に接続してみると、電話が反応しない回線が3つも発生してしまっ た。線の製造が悪かったのではないかと調査してみたが、どうも違うようであっ た。自分達で作成したケーブルは信用できるはずはないので、工事業者の方が ちゃんとやっていった線で確認したが、やはり3回線は反応しない。これでは、 せっかく1台4000円で買ってきた電話機が使えないということで、買ったとこ ろに文句を入れた。

いつやってきてくれるかと思っていたら、その日の夕方にやってきてくれて、 原因を調べて、ちゃんと説明してくれた。

「この電話交換器は、ROMが特殊な設定になっていて、それらの3回線は受 付電話のような使われ方しかできないようになっていて、そこからは外線には 繋がりません」

でも、その他にも、電話交換器の中に予備の回線があって、そちらからも取 ることができることを教わった。内線番号が連続にならなかったが、それほど の部屋ではない。まるで塔のようなビルのワンフロアを借りているだけの狭い ところなので、内線番号で電話を回す必要はまずありえなく、声を掛けた方が よほど便利な程度のオフィスなので、内線番号などあってもなくてもどうでも いいのである。

これで、電気も電話も一見落着であるが、内線用に買ってきた電話線が電話 用の線ではないのである。それで、圧着部分があまりうまくいっていないので、 子供の電気部品玩具箱のなかから、電話の圧着コネクタに適する線を物色して もっときちんとした状態にしたいと思っている。


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