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こんどは地下室に幽閉されることになってしまった

1998年12月5日

今年の夏以降、引っ越し作業が何度も行われている。世田谷サーバーファー ムの引っ越し、本館の引っ越し、新宿オフィスの引っ越しがあった。しかし、 まだ続くのである。来週は新宿オフィスの拡張というか、地下室化作業がある。

地下室化作業というのには、色々な意味がある。ネットワーク部門の人々は 大変怪しい姿で、日頃一体何をしているか他の部門の者にはさっぱり分らない。 このような訳の分らない人々を、お客が訪ねてくるフロアに置いていて、万一 お客に見られでもしたら、取引停止にもなりかねないからである。ネクタイは しないは、スーツも着ないは、髪はボウボウ、もう昔で言うところのヒッピー のたまり場みたいなものである。

そのうえ、ゴミ箱から漁ってきたような486マシンにPC-Unixを入れてはネッ トワークを組んで、「おっ、ちゃんと動くな。これで十分」とかいいながら、 社内外のネットワークを組んでしまうんだから、廃品回収業をやっていると思 われても仕方がない。でも、こんな風にして作ったコンピュータが、ちゃんと 24時間、何十日もの連続運転にちゃんと耐えているのである。何百日の連続運 転になっていないのは、業務を開始してそれだけ経過していないからである。

その隣で、とっても高価なNTマシンやWindowsマシンが、日常的にこけまくっ ている。一台のちょっと古いノートは、現在プリンタを繋ぐためだけに利用し ているのだが、しばらく放置しておくとスワップの嵐に見舞われる。借り物な のだが、そろそろ私の堪忍袋も耐えかねそうで、勝手にOSを入れ替えようかと 思っている。Linuxでも入れて、Sambaでもすれば幸せが訪れるかも知れないと 思っている。

さて、地下室なんだが、私も所属するネットワーク部門の怪しい人々を幽閉 するために、急遽借りられたのである。前回の新宿オフィスの引っ越しと同じ で、これまた急に決まってしまったのである。こんな訳だから、1ヶ月先の大 まかな予定もまったく立てられなくて、夏からパニックが続いている。もう、 パニックの中にいるのが日常になってしまった気がしないでもない。

12月1日より部屋が用意され、カーペットだけ張られた部屋の床に、とり あえずもらったディスプレイを1台だけ置いて、ネットワーク部門の部屋であ ることを主張したのであるが、冷え冷えとして暗い部屋の真ん中に古いディス プレイが1台だけ置かれているのは恐い。

地階は幽閉室なので、インターネットからも隔離されている。電話もない。 電気は一応あるが、不十分な量で、コンピュータ遊びができるような状況では ない。換気も良くないので、当然禁煙であるが、これは歓迎すべきことかと思 う。禁煙のおかげで、女性陣はたばこの臭いがつくと嫌なコート類は地階に置 きにくることにしたようである。

この地下室を設ける原因は、 大 切なゲートウェイマシン(486DX2-66)の電源が死んじまったの最後にあっ た電気火花遊びをした人の為に作ることに決まっていたのであるが、彼がネッ トワーク部門所属だったので、ネットワーク部門全体が地下室になってしまっ たのである。

地下室は、エレベータと非常階段みたいなもので入れる。怪しいメンバーが 多いため、お客が直接入ることがなく、無駄な格好をつけなくて済むので、 広くかつ勝手に使えるかと思っている。しかし、会議室だけは作りたいという ので、怪しい部屋を見ることなくエレベータに乗ったり、非常階段から出入り できるように部屋割りすることにした。

こういう部屋なので、年内無料で貸してもらうことになった。何しろ新宿オ フィスはフジテレビが逃げ出した町にあり、付近には有名な『バブルの塔』と いう高層マンションが立っている。建っていると書けないのは、建設途中で放 棄された高層ビルで、そのうちピサの斜塔のようになってきたら、バブルの塔 が面している幹線道路も通行禁止になるかも知れない。東京都庁舎のことをバ ブルの塔と呼んでいるが、新宿区の東部にあるこの塔を見れば、これこそバブ ルの塔と呼ぶべきものと分る。今では、都営地下鉄の中釣り広告でも東京名物 として紹介されている。

こういう部屋なんだが、なんとか通信回線などを現在の階と地階の間で結ん でも良いことになった。それで、LANケーブルを2フロア間にとりあえず4本 通す予定である。何本通しても費用や手間に大差があるわけではないので、ゆ とりを持って通す予定である。まあ、これが完成すれば、地下室幽閉になって も、なんとかインターネットの世界には繋がるはずである。

同時に電気の工事もするのだが、まだほとんど何もない部屋で、某A社では 私の子供のプラレールを社員が取りに来て、引っ越し直後の地下室でプラレー ルを走らせてビデオに取って遊んでいたようである。また、某Y社では、新オ フィスのオープン記念パーティでレーシングサーキットを組み立てて遊ぶこと が決まり、後日玩具が運び込まれしばらくの間というか、オフィスに空間が残 されている間、毎日レースに夢中だった。

さて、新しいオフィスの地下室では、今後何が行われるのであろうか。

ところで、ずっと前に ふざけた某新宿Mデパートなる話を書いて おいたが、その舞台となった新宿南館は来年夏に閉鎖になるようだ。建物自体 もバブルの面影が濃く、オープン以来配置をごちゃごちゃといじり回していた が、オープン以来赤字の連続で、ついに大塚家具に貸すことにしたようだ。こ んなに客が少なくてどうするのだろうかと思う状態だったが、なるようになっ たようである。


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