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ハードディスクを壊して出てきた磁石でお札を釣る

1999年1月24日

今日は日曜日ということもあって、都心にある地下実験室までは遠くて行く 気力が沸かないので、比較的近い世田谷区の中心地三軒茶屋にある怪しい部屋 に来ている。

1週間前、ここに置いていた私の17インチディスプレイ(NANAOのちゃん としたやつ)を、地下室へ運んだのであった。今日は、昨日と今日は、その後 始末に立ち寄っているのである。まだ、もちろん私のコンピュータ、といって もその中の多くの部品は貰い物が多く、どこまでが私の物かも定かではないの だが、そのコンピュータはディスプレイが無くなってしまった。でも、怪しい 部屋には、出入りする人の数より多くのコンピュータと、常駐する人の数より 多いディスプレぃが置いてあったので、とりあえず一番近くにあったディスプ レイに繋いで使っていた。

EIZOの19インチでディスプレイで、とても綺麗で満足して使っていた のだが、その日に限って本来の利用者が出現してしまった。これでまた、ディ スプレぃを求めてさ迷わなければと思ったら、床にマシンが転がっているのを 見つけた。SPARCstation5 である。ついでに、19インチのSun純正ディスプ レイも転がっていたので、それを組み立ててもらって、今はそれを使って作業 をしている。

怪しいセンターのネットワーク管理者に最低限の設定をしてもらって、とり あえずアカウントを作ってもらった。では、パスワードを変更し、ログインし 直して、ちゃんと自分でOpenWindowsを立ち上げて作業をしようと思ったら、 環境設定がなにもされていなくて、全然動かない。仕方がないので、システム 管理者の環境設定ファイルなどを少々コピーして環境を整えること5分程で、 何とか利用可能な状況になった。

当然のことながら、Sunの純正のキーボードがついていて、DOS/V系の キーボードになれてしまった指には、なかなか辛いものがある。キー配置が 違う上に、キータッチの感触が無茶苦茶違うのである。昔、平成の初めころに はよくSPARCstationを使ったものである。とても懐かしい。画面もOpenWindows であって、窓飾りも違う。

その昔、SunView, Motif, OpenWindows などの間でプログラムの移植作業を よくやったが、その悪夢の時代を思い出させるような画面になる。このSPARC にはあまり資源がないので、他のマシンへログインして、表示だけはSPARCで 行っている状態である。

SPARCならLinuxが載っかって、そのほうが快適になるではないかと主張して みたけれども、忘れたころにやってくるSolarisの仕事のためにこのSPARCマシ ンは、とりあえず現状のままにしていなければならないとのことである。

さて、新宿の地下室でのことである。ここでも、壊れたハードディスクが転 がっていて、わざわざ分解するための工具を買いに行った者がいる。その他の 工具やケーブル類も一応購入したようである。

壊れたハードディスクがあって、分解する工具が手にはいれば、分解しない 人間がどこにいるであろうか。あっという間に分解され、円盤の形をした鏡が 取り出された。鏡の枚数は1枚だけであった。さらに分解は進み、磁石を取り 出した。

磁石というと、小学校の理科の時間に使ったり、ホワイトボードとか、冷蔵 庫に張り付ける磁石を考える者が多いと思うが、そのようないい加減な磁石で はない。もっと強力な磁石がハードディスクには入っている。閉じた磁気回路 になっているので、外部に強力な磁力は普段は発揮しない。もし普段も強力な 磁力を発揮されたら、その磁石の入っているハードディスクめがけて、さまざ まなものが飛んできて、非常に危ない状況になる。

磁気回路を止めているネジを外しても、磁力でがっちりとくっついているの でなかなか強力な磁石を取り出せない。この磁石は、非常に強力で、磁石に紐 をつければ、キャスターのついた白板等は軽々と引っ張ることができる。画面 に近づけようものなら、ディスプレィは色が変ってしまう。銀行のカードなど を近づけると、まず使えなくなるだろうから、注意しなければならない。この 危険な磁石、小学校の理科で利用するには強力すぎて危ない。

さて、この玩具で何ができるかを直ぐ考え付く悪い者が周囲には多数いる。 財布からお札を取り出して、平らに伸して磁石を近づけて遊んでいる。すると、 どうだろう、お札が磁石に寄ってくるのである。硬貨ではない。昔の50円硬 貨は磁石で釣れたが、今のは強力な磁石でもダメである。しかし、今のお札は 磁石が入っている。正確には、磁気インクを使って印刷がしてあり、印刷の濃 い部分でよくくっつく。

なお、こういう遊びで利用したお札が、その後どうなるかについては一切保 証しないので、勝手に遊んでくれたまえ。


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