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娘のパソコンは液晶ディスプレィ付で11万円也

1999年5月5日(こどもの日)

今年も子供の日がやってきた。一応、Java息子と何でも壊す娘の親でもある ので、何かプレゼントをしなければならない。息子には、 メーリングリストのオフ会で貰ったメモリを渡して誤魔化そうと思ったら、 実はたいしたメモリでないことが分って、 泣く泣く秋葉原のそれほど怪しくない店で72pinのSIMMを買ってしまった。 DIMMは安くなったが、SIMMは値段が上昇する一方のようだ。 これで、私、息子、娘の3台のパソコンのメモリはどれも128MBになった。 贅沢な時代になったものだ。

さて、娘もパソコンが要るとかいうので、色々集まってきたパーツででっち 上げようと思ったが、何も教えないのに色々な知恵をつけてきてしまって、誤 魔化しが効かなくなった。

私の友人で、子供を絶対にデパートに連れていかなかった者がいる。お陰で、 長い間子供たちはデパートというものの存在を知らずにいて、何もねだられず に済んだということである。さすが、やるもんだ。

K6 200MHz のCPUと、CPUファンを、これまたメーリングリストの人から貰っ たのがあって、これで娘のパソコンをでっち上げることにしたのである。今パ ソコンショップへ行くと、もう200MHzでのそのそ動くようなCPUが挿せるマザー ボードはなかなか売っていなかった。それでも何とか、75MHz〜350MHzとやた らにスケーラビリティの良いマザーボードを見つけて買ってしまった。K6-2 350MHzまで対応しているようである。

キーボードだけは娘と一緒に買いに行った。 とりあえず、娘や息子が触る前に、会社で組み立てて、動作チェックをやっ ておいた。そうしたら、そのまま仕事に使われてしまった。が、こどもの日に はどうしても使いたい、できれば宿題や予習をMathmaticaでやりたいと言う。 まったく横着になったものである。私の頃は、 計算尺とそろばん、紙と鉛筆 で実験のグラフを描いたりしていたものだが、贅沢になった。

それで、5月3日に娘のコンピュータを息子に持ち帰らせた。秋葉原で999 円で良く売っている車に載せて、ゴロゴロを持ち帰った。ついでに、会社で LANケーブルを息子に作成させた。やはり自分で作ったケーブルで繋ぐという のが世の基本であろう。どこのパソコンソフトハウスでも、その程度のことは やっていることと思う。カテゴリー5のケーブルを適当な長さに切り、両端の 皮を向いて、8本の線を正しい順序に並べて正しい長さに切り揃えてから差し 込んで圧着すればお仕舞いである。一番難しいのは、正しい順序に並べること のようだ。線はケーブル中ではねじってあるので、その縒りをきちんと戻さな くてはならない。息子は一発で動くケーブルを作ってしまった。こんなに簡単 に動作するケーブルを作られては、親がいかに大変な作業をやっているかとい うことを教えられない。まあ、これも工具が良くなって、工具が勝手に正しく 作成してしまう時代になってしまったのだろうと勝手に想像する。

娘はどんなディスプレイを選ぶかと思っていたら、贅沢にも液晶ディスプレ イが欲しいという。1280x1024など欲しいと言われたら、どうやっても買えな いと思ったら、1024x768でも良いという。それよりも、机のサイズからそれし か置けるわけがないので決まったのかも知れない。これも、新品を買おうかと 思ったが中古が安く手にはいることが直前に分ったので、それにした。

三菱のRDT141Xである。まだまだ店頭にも並んでいるものであり、これでOK だと娘がいうので、ディスプレイを魔法の液で綺麗にして、あたかも新品のよ うにして渡したのである。保証書の日付をみられるとバレるが、でもCPUなど のように何時購入したのかさっぱり分らないものよりはよほどましである。

さて、これら全部を持ち帰り、娘がいない隙に再インストールをした。 Windows98とLinuxの割合をどのくらいにするかは難しい選択であるが、結局 Windows98の方を大きくした。残念である。

とりあえずインストールを終え、リブートに行ったら、窓マークと「終了し ています」とのメッセージが出たままで止まってしまった。いつまでたっても リブートされない。しかたがないので、3分間まってからリセットボタンを押 した。パワーマネージメント関係の設定がだめなのかと思っていじってみたが 結果は同じである。どうやっても、3分間まってから、リセットを押すなり、 スイッチを切るしか方法がないである。まちがって、3分以内にリセットボタ ンを押したら、スキャンディスクが始まってしまった。やばい、やばい。

ところで、「終了しています」という表示は絶対にしてはいけないことを知っ ているだろうか。「終了しています」という文は、2通りに解釈できるので、 装置に表示する文としては禁止である。2通りというのは、現在進行形である 「ただいま終了処理の真っ最中です。だから電気はまだ止めないで」というの と、状態を示す「もう終了しています。だから電気は切ってもいいですよ」と いうのがある。

パソコンだから、まあ間違えてもデータが消えてしまう程度で、被害はたい したことはない。しかし、医療器械、産業機械、交通機関でこういう2通りの 解釈ができる表示をしたら、命くらいは簡単に吹っ飛ぶのである。その場合、 誰が悪いのかしっかり考えてみよう。

ということで、とりあえずパソコン初心者の私は潔くWindows98を諦めて、 Linux(Plamo 1.4.1)のインストールをやってみた。こちらは快調で、30分もか からずにインストールが済んでしまった。さっそくXウィンドウを立ち上げよ うと思ったら立ち上がらなかった。考えてみたら、まだXのセットアップがさ れていなかった。でも、これもすんなりと済んでしまった。

Windows98は初心者には難しすぎるということで、その日は諦めて寝た。

次の日、パソコン初心者ではない息子に再インストールを頼んだ。さすがに 手慣れたもので、簡単にインストールしてしまった。しかし、Windows98は終 了することができない。もしかして、これは、一旦Windows98を使い始めたも のには永久に使わせるということかとも思ったが、その前にこのOSは連続運転 は無理だと言われているので、やっていることが矛盾していると感じた。

Windows98を再インストールされたマシンで、Linuxをブートしようとしたら 勝手にWindows98だけがブートするマシンに変身していた。「クソォ、勝手な ことをしくさって」と思ってハードディスクの中を覗いてみたら、まだLinux のパーティションは潰されずに残っていたので、LinuxのCDでブートして、再 びマルチブートできるようにした。やれやれ。

Windows98は変な状態であるが、5月3日に息子が作成したLANケーブルでも 繋いでみようかと思って、ネットボランチと繋いでみた。一応、娘の慣れてい るWindows系でテストしてみた。が、全然反応がない。ネットボランチを見る と、ケーブルを繋いでいるのにLEDが点灯していない。システムのネットワー クカードは正常を示しているが、カードのLEDも点灯していない。

これはおかしいということで、息子のパソコンとネットボランチを繋いだら ちゃんと動くようだった。これは、どうもネットワークカード(NIC)が変では ないか。PCIのちゃんとした奴なので、挿せば終りというくらい簡単な筈なの に、と思いながら、怪しいNICを抜いてみた。

それから、Windows98を起動し、終了したら、ちゃんと「電源切ってもOK」 とのメッセージまでたどり着くようになった。悪さをしていたのは、どうも NICだったようだ。というわけで、今日は秋葉原ではなく、渋谷までNICを買い 出しに行こうと予定している。

と言うわけで、液晶ディスプレイを含めて、税込みで総額11万円で娘の 高性能コンピュータは出来上がる予定である。


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