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LANになったら娘と息子は相手の資源を奪い合い

1999年5月9日

金曜日は飲んでしまって、土曜日はその反動で1日家で引っくり返ろうと思っ ていたが、娘にコンピュータを与えてしまったので、どうもそういうことが不 可能になってしまいつつあり、大変である。

一応、息子とは違い、娘の方は、まだ父親がパソコンの初心者だと思ってい ないようだ。Windows98について私に質問しても何も答えが得られる訳はない のであるが、なんの因果かパソコン業界というか、コンピュータ業界というか、 そういう業界に一番隅っこにずっといて、父親の職業を聞かれたら「コンピュー タ屋さん」と答えるように指導してきたからか、まだ若干は期待されているよ うである。

Java息子は、もうこちらがWindows98についていかに無知であるかを知り尽 してしまって、これは困ったものである。マウスでつんつんしながら操作して いると、「ダセー」とか「下手くそ」とか抜かして、困ったものである。こっ ちは、Windows98などめったに動かさないので、効率の良いキー操作など考え たこともないし、まあ興味も始めからないのであるから、何も学習する訳がな い。父親は全然偉くなく、父親の知り合いに偉い人がいるだけというのも十分 にバレてしまい、もう立場も何もあったものではない。

さて、そういう家の息子と娘がパソコンを持ってしまったのである。一応、 できるだけ安いLANカードを入れて、ネットボランチのハブ(3口)を利用し てとりあえず家庭内LANを今朝構築してしまった。といっても、壁の中にLANケー ブルを埋め込んだりなどの配線をした訳ではない。とりあえず、それぞれの部 屋にあるパソコンと、電話口に置いてあるネットボランチとを、LANケーブル で結んだだけである。小さなマンションであるが、一応人がやっと通れる程度 の短い廊下があって、そこに2本のLANケーブルを転がして結んでいるのであ る。

物理的に結ぶのは簡単である。問題は、設定である。とりあえず、娘の方は Windows98、息子の方は昔のマシンということで、未だにWindows95である。こ の2つのマシンで家庭内LANを構成しようという大計画を立てたのはいいのだ が、Windowsの設定は良くわからんのである。

それで、この計画を実施する前に、本屋でしっかりと立ち読みをしてきた。 要するに、今はSOHOに関する本が多数出ていて、そういう本はたいていが Windowsで小さなLANを組んで、資源の共有、たいていはプリンタの共有程度し かしていないのであるが、そういうのを解説している訳である。

以上を、前もって土曜日に頭の中に入れておいて、なおかつ本も買ってしまっ た。まあ、面倒なことは息子と娘にやらせるに限るから、そのための本くらい は買ってもいいかということである。

で、今日の朝、朝飯をしっかり食ってから作業に取り掛かった。まずは娘の コンピュータの設定である。ネットワークで相手のコンピュータが見えるよう に設定するのであるが、う〜ん、ようわからんと思いながらあれこれやって、 これでいいかなと思ったら勝手に「リブートするぞ」というメッセージが出て、 OKを押したら自分がネットワークで見えるようになった。

次は、相手のコンピュータ、つまり息子のパソコンである。よう分らぬが、 適当にやったらダメだと言われて、いろいろいじって設定を直して共有可能に して、息子のパソコンに繋がっているプリンタを共有にした。

それから、娘のパソコンから共有プリンタを使って、何とか印刷テストがで き、父親の面目が保てた訳である。

もちろん、息子は、姉が自分のプリンタでジャンジャン印刷するのを快しと 思っている訳がない。勝手に資源を使われて、あんにゃろうと思っているので ある。そして、当然というか、姉のパソコンのハードディスクに注目し、あれ を何とか使えないかと思うわけである。まだ姉はパソコンに慣れていないので、 こっそりとハードディスクを共有にしてしまい、資源をこっそり使ってやろう ということを誰に似たのか思い付いてさっそく実行に移していた。

息子は、自分の部屋で大人しく、姉のハードディスクの中を覗いて楽しんで いたのだが、姉もさるもので、弟の行動がどうも怪しいと睨んだようで、弟の 部屋へ行った。すぐさま、弟は画面を手で覆って隠したのであるが、姉は気が 付いてしまったようである。

LAN接続したばかりというのに、直ぐに資源の奪いあいのバトルが始まると いうことは、今後はどのように発展していくのか非常に興味深いといより、恐 いものを感じずにはいられない。

各自に、十分な資源があればいいのだが、プリンタは3年前に買ったものが 1つあるだけだし、息子のパソコンはハードディスクが少なくてもう殆んど何 も入らない。娘のパソコンは、安く済ませるために、サウンドカードなど入れ ていない。息子のMOは会社に持ち出したままだし、どう考えても少ない資源を 奪い合うことになるのはいたしかたないことである。

娘は、自分の手で計算をするのが面倒といって、Mathmaticaを買えとか無理 なことを言う。数式処理は非常にCPUパワーを食って、十数年前には、計算セ ンターで深夜こっそりやってやっと出来るくらいのものだったのに、そういう ものを気楽に買いたいというのである。今の学校では、数学の問題を解くのに Mathmaticaを気楽に使うようになってしまったのであろうか。実際、学校でも 教わるらしいのである。贅沢になったものである。

こうやって資源の奪い合いを行いながら鍛えられていけば、数年後の家の中 は、各種のOSが徘徊してしまうことになるのだろうか。私自身のコンピュータ 資源や情報を盗まれないように、そろそろ暗号化の勉強でも始めないとダメだ ろうか。家庭内ネットワークバトルが始まりつつあるようだ。私にもついてい けるだろうか、心配である。


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