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駒場キャンパスで買った土産は東大印のどらやき

1999年5月16日

子供同士でコンピュータ資源の奪い合いを やっている訳だが、ついに息子から借りていたMOを自宅に持ち帰ってしまった ので、これでさらに資源の奪い合いが活発化するかもしれないが、いまのとこ ろ娘は十分な量のハードディスクがあるので、それほどMOを使いたいと思って いないようで、とりあえずは安心である。

こういう風に、家庭内にもネットワーク化の波が押し寄せてきているのだが、 学校なども情報化教育が進みつつあるところもあるようだ。より正確には、ど んどん進んでいるところがある一方で、どんどん遅れが出ているところもあり、 格差は拡大の一途のようである。 この拡大というのが、形の上、設備の上の拡大だけならたいしたことではな いのだが、考え方の格差がどんどん開いているようである。

ということででもあるのだが、このところ、そういうことに大いに関係ある 何カ所かを訪問してきた。

1つが、参議院議員会館である。場所は永田町で、同じような形をした議員 会館が3つ並んでいて、2つが衆議院、1つが参議院の議員会館である。要す るにこれらの建物の中に、国会議員およびその秘書の方々が居るのである。

今回は、電子メールで約束していた2名の参議院議員に会ってきたのである。 入口であるが、多数の人々が陳情のために来ていて、ごった返していた。変な 人に入られて事件でも起こされたら、それこそ大変なところであるので、ちゃ んと連絡を連絡を取って、議員や秘書がOKの場合だけ入れるのである。でも、 私の場合は、陳情とは無縁であって、さて何で来たのか用件を書けと言われて も困るのである。「遊び」とか、「ちょっと顔見せ」なんて欄はないので、し かたなく適当な項目を選んで「〇」をつけて出したのであった。

議員会館の中は、以前にも行ったことがあるし、分りやすい作りになってい る。話はともかく、各議員の部屋までLANが引っ張りこまれ、専用のパソコン が繋がっているのを、しばし操作してきた。ここから、議員会館内部のネット ワークがどのようになっているかを調べるなどという無茶なことはやらずに、 大人しく普通に操作だけしてきた。パソコンは、カラー液晶のA4ノートであ るが、ちょっと前のやつなので、サイズの割にはハードディスク容量が少なかっ たりして、トホホなところもある。

議員会館の中からは、当然外からは見ることができないものも用意されて居 るわけで、少し見せてもらった。詳細は内緒、というより忘れた。議案の採決 も、押しボタンが導入されていて、その結果をウェッブで確認することもでき る。もろに画面上にボタンが並んでいて、数字が示されるのである。

議員への各種情報を、ロータスノーツを使って参議院事務局(?)から伝え るようなことも行われているのだが、まだまだ使う人が少なく、同じものが紙 でも配られるのである。その紙だけでも、毎日数センチの厚みがあるとか。こ れらを全部読むなど、よほどの超速読技術でもなければできないと思われた。 それ以外にも、議員宛には大量の郵便物が届くし、それらに返事を出すだけで も相当の仕事である。とても私のような、横着をするためにコンピュータを使 おうというような人間に務まる職業ではなさそうだ。

国会というのはなかなか遠い存在かもしれないが、 国会会議録検索システムという のが国立国会図書館により運営されているので、1998年以降のものなら誰がど んな発言をしたかなども簡単に調査できるようになった。こういうのが、大学 の法学部はもちろん、中学、高校での社会科の授業などでも利用されるように なることが望ましいですね。

と言うわけであったが、私の支持政党は日本インターネット党なのであるが、 まだ実体が無いようなので、選挙の時には適当なところに投票している。

それから、学校でも最近はコンピュータを使った授業をしているとのことで、 ちょっとどこがいいかなぁと思って、とりえず自宅からは会社よりも近くにあ る学校へちょっと行ってきた。行った先は、東京大学駒場キャンバスであり、 ここは新入生にコンピュータ教育をするところでもある。ここは巨大なキャン パスであり、随分ご無沙汰していたこともあって、しっかり迷子になったので あった。

情報関係の教育を行う建物は、何年か経過すると新しい建物になり、次々と 学内を放浪していくのである。新しい設備を入れようとすると、もう建物から 作った方が良いくらいコンピュータ設備、ネットワーク設備が変化してしまう ことの証拠であろうか。駒場東大前のホームの直ぐ近くの、なんとなく変な感 じの建物がそうである。

で、やっとのことで、目的の建物にたどり着いた。研究室で、幾つかのデモ を見せて頂いたが、難しいことも多数やっているし、英文だけのデモ、複雑な 数式や図がいっぱいのデモなどもあった。用語ぐらいは知っているものの、無 理して理解するのはさっさと諦めて、一番興味のあったコンピュータ教育のた めの設備を見せてもらった。

サーバーがずらっと並んだ部屋の中には、あのサンマイクロのEnterprise Server 10000が1台、入り口の近くにそびえ立っていた。何千名もの学生のデー タを入れておくためのハードディスクは、1つ1つは我々が秋葉原で買うのと 大差のないもののようであったが、それが本箱数個分並んでいて、アクセスラ ンプがピコピコしていた。

各学生用の端末とを結ぶカテゴリー5の線は、階ごとに綺麗に色分けされて いた。学生端末などは、当然ローカルアドレスで割り振られていた。それから、 その近所には、細い線が何本かあった。1メートル程度の、とても短い線であっ た。が、なんとこれがギガビットイーサの線とのことだった。学生があちこち のウェッブページを見るので、そのプロキシとルータとの間が無茶苦茶負荷が かかるので、ギガビットイーサになっているとのことである。

その他にも、色々なサーバ類があった。使っていない教室で、実際にどのよ うになっているかも見せてもらった。なんと、キーボードはハッピーハッキン グキーボードであった。ネットワークコンピュータになっていて、個々のマシ ンには殆んど何もついていない。オンオフのスイッチくらいしかなく、そのス イッチさえソフトスイッチで、暴走したり固まったりしたときには後ろの電源 を引っこ抜き、再び差し込むのであった。実演をちょっとしてもらおうとした ら本当に固まってしまったのである。

昼になって、授業が1つ終わって、大教室の中をちょっと見せてもらった。 なんと、慶應大学の知り合いのO先生が講義しているのであった。まいった、 まいった、世の中狭すぎる。

昼飯を一緒に食べに行こうとしたら、多数の学生が行列をしていたが、この ようにしてパスワードを発行しているとのことであった。学生証を提示してパ スワードをもらうのだが、人数が多いと大変な作業になってしまうようである。 なんとも先端的部分の非先端的部分をしっかり見せられてしまった。

それから、東大生協に立ち寄って、本を安く大量に買おうかと思ったが、そ こは本郷ではなく駒場ということで、なかなか欲しい本がなかったが、週刊誌 なども置いてあるので、私の組合員証で秘書が何やら買っていた。一応1割引 になる。

書籍が2階で、文具、衣料品、食品など大抵のものが1階で揃うのである。 まあ、私など一生に一度こんなところに来るかどうかも分らないので、何とか 記念品を買って帰ろうというか、来た証拠品を買わねばということで、東大印 のものを何点か買って帰った。東大の焼き印が入った「どらやき」も置いてあ るなんてここに書くと、急に売れ行きが向上するだろうか。1階の方は、誰で も自由に買えるので、土産にどうぞ。東大のTシャツを着て、この夏の受験勉 強をすれば入学できるなんてことは考えられないが、記念に買うのはいかがで しょうか。これでは、生協の回し者になってしまうので、この辺でやめておこ う。


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