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自分の専用機のインストールと引越しが初心者の私にもできた

1999年6月6日

オフ会で集まった部品などと、今まで使っていたマシンの部品をあれこれ調 整して、結局新しいマシンを1台作り上げることにした。試験的にさまざまな 危険なことを行なうためには、やはり自分の専用マシンではなく、潰すのも可 能なマシンがなければいけない。それで、先週から調整をやっていた。

マシンは、今まで使っていたマシンから、CPU、グラフィックカードは抜き 取って使うことにした。なんたって、グラフィックカードは4万5千円くらい したとても豪華なもので、自費で買ったやつである。といっても、何年も前の ものなので、たったの4MBしかメモリはついていない。とにかく高価だったの で、今後も自分でしっかり使い続けようと思っているのである。

さて、ケースであるが、これはメーリングリストのメンバーの一人からもらっ たものである。日本語は専門でないはずなのだが、日本語にとても強いさる方 から頂いた物であり、なんとか生かそうと思って、近くに置いていたものであ る。スイッチが前面ではなく、全面の枠の部分にこっそりと付いている。全面 の電源スイッチやリセットスイッチは、間違えて足で押してしまいそうになり、 内部の線を外してしまおうかと思うことも良くある。しかし、このように前面 にないタイプのものは、間違って足で蹴飛ばしても大丈夫なので安心である。

ハードディスクであるが、これはオフ会でも大容量のものは全然集まらない のである。その他に、メモリとマザーボードはやむを得ず調達した。価格的に 見たら、半分くらいがオフ会でもらった物であり、その他は四苦八苦して調達 したものである。

久々のマシンの組み立て、あるいは組み替えなので、以外と手間取ってしまっ た。組み替えといっても、毎日作業はし続けているので、とりあえず重要なファ イルなどはそのままにして、新旧取り混ぜて作り上げたマシンの安定性をチェッ クする必要があるのだ。いい加減な部品もたくさん使っているので、必要以上 の期待をすると恐いことが起こってしまうこともよくあるので、1週間ほど通 出しっぱなしにして、エージングするのである。

OSは何でも良いから、とりあえず自分の机の上に置いている本の中などには さまれているCDでも使おうかと思ったが、テスト環境としてTurbo Linuxも必要 とのことで、Turbo Linux 日本語版 3.0 をインストールしようとした。

しかし、ここではCD-ROMドライブが非常に不足していて、いつでも使える余 分のCDドライブがないのである。ネットワークがちゃんと動くところまでフロッ ピーで行ない、その後はネットワークインストールという手も考えたが、結局 は自分の使ってるマシンからCDドライブを抜きとり、インストールしようとし ているマシンに接続して一気にインストールした。面倒臭いので、何も考えず フルセットを選択して、あとはお任せ状態のインストールをやってしまった。

ここで、ちょっと欲が出てしまい、もらったグラフィックカードを使ってみ ようと思ってしまったのである。いくつか調べるうちに、今まで使っていたグ ラフィックカードと仕様が全く同じのがプレゼントされていた。S3で、4MBも のVRAMが載っているのがあったので、さっそくそれで試してみた。

Turbo Linuxのインストールは単純である。私のようなパソコン初心者には うってつけのOSである。全部インストールというのを選んでただ待つだけ。イ ンストールが終ったら、Xウィンドウ関係のセットアップを行ない、 X(AfterStep)を走らせてみた。すると、ちゃんと動いてしまった。

これは行けそうということで、ktermを起こして、そこから自分専用のマシ ンにtelnetして、その上でエディタを起こしてメールの読み書きなどをしてい た。新しいマシンを作り上げたら、当然できるだけ負荷を加えて、これでもか これでもかと痛めつけるのである。こんなに痛めつけてもびくともしないな、 と思ったところで、やっと安心して利用できる訳である。

しかし、快調に操作していたら、突然Xウィンドウが落ちてしまうのである。 ウィンドウシステムに負担がかかるようなことをしていなくても、突然パタッ とウィンドウが死に、コンソールの状態になってしまうのだ。メールの返事 を書いたりしていたら、これは本当にたまらない。

何度か試したが、どうしても落ちてしまうというので、原因を調べることに した。どうもソフトの設定ミスではなく、ハードウェア、もしかしてグラフィッ クカードの障害のようにみえたが、最初は必ず動くのである。この辺が原因究 明が難しそうに思えた。なにしろ、私に分かる電気の知識はオームの法則程度 でしかないので、とても困難な作業なのである。

しかし、私以外の人々は忙しそうで、やってもらうのも気が引けた。また、 このくらいのこともできなくなっては、もはや技術者の成れの果ても辞めなく てはならないかと思い、自分でやってみることにした。グラフィックスカード を外してみたら、これがすごくて、とてもほっかほかになっているのである。 このカード、4MBのメモリしか積んでいないのだが、カードが2階建てになっ ており、空気の流れが非常に悪い構造になっていた。このくらいはっきり分か るないようなら、私でも結論が出せた。熱暴走である。一応念のため、外して から、「ほら、こんなに熱いんだよ」といって、私の判断だけでは自信がない ので、別の者にも確認してもらった。なかなか情けない技術者である。

グラフィックカードをいろいろ変更すると、いろいろ細かな違いがあるんだ が、今では勝手にソフトがカードを確認し、勝手に正しいドライバをインストー ルしてしまうようになっているので、まるで猿でもインストールできそうだ。

適当なグラフィックスカードはないかといろいろ思案していたら、浜松名物 のクロックを上げられない100円マザーボードに挿したカードが気になった。 マザーボードにアンバランスな高性能グラフィックスボードが刺さっていては 100円マザーに申し訳ないと思い、はるか彼方に置いてはいるがインターネッ トに常時接続されているので、遠隔操作でグラフィックスカードの種類を調べ た。インターネットはこういうときに本当に便利である。そうしたら、4MBの 新しいバルク品のグラフィックスカードが刺さっていたので、これはもったい ないので、盗んでくることにした。いやいや、盗むのではなく、必要最小限の グラフィックスカードと入れ換えることにしたのである。

こんなことをやっていたら、あっと言う間に1週間が過ぎてしまった。マシ ンの調整などやっているとますます仕事が溜る。しかし、仕事だけやっている と頭が腐ってしまいそうで、発狂しそうになる。せっかくディスプレイは2入 力のちょっと贅沢なものなので、一方で仕事をこなし、他方でインストールを することにした。

おかげで週末にはすべてのハードウェアのテストが済み、暴走の危険はない ことが分かった。それで、金曜日の夜から、4GB程度の個人ファイルの引越し である。ハードディスクは10GBのを1台つけたのであるが、インストールして、 今までのをコピーしただけで過半数が埋まってしまった。

マシン名も、以前と同じのを使いたいし、IPアドレスも同じがよい。さらに いろいろ設定していたことも、そのまま引き継ぎたい。でも、ちょっとバージョ ンが上がったので、細かいところはいろいろ変化しているので、調整に結構 時間がかかってしまった。

安心して引越しできそうと分かったら、もう今まで使っていた愛機を狙って いる者がいる。思いっきり怪しい開発中バージョンを入れて、インストールテ ストなどの危ない仕事専用機にするつもりらしい。いままで私が、だいたいは おとなしく使っていたのであるが、急にそんな激しい使い方をされて、ペンギ ンシールを張り付けてあるこのマシンの行く末が按じられる。


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