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ついにあきれた国会議員ページが追求されてしまうかも

1999年6月20日

何か悪いことをしてしまったのか、このところ新聞社から取材が続いた。大 手新聞社の政治部という、およそ私とは縁がある筈がなかろうと思うところか らも来た。まあ、縁があるといえば、「あきれた国会議員ページ」(2002/1/31閉鎖) くらいのものだと思っていたら、やはりその件での取 材であった。やばいことはするものではない。

いろいろ聞かれたが、国会議員のホームページについての感想を求められた。 また、国会議員の周囲の人々だけではホームページを作成するどころか、コン ピュータを自由に操ることも困難な状態であるが、それについてもコメントを 求められた。

今、国会議員の中には、高度情報化がどうのこうのと騒いでいる者が多数い る訳だから、当然インターネットなどそういう国会議員にとってはちょろいも のである筈で、どうだまいったか、とは言わないまでも、模範となるようなホー ムページを作る位の能力はあってしかるべきではないのかな。だって、そうじゃ なきゃ、高度情報化と叫んでいること自体が虚しい遠吠えでしかないではない か。政治家なんだから、さまざまなブレーンがいて、情報収集したり分析、広 報活動、根回しなどをしている筈だから、インターネットについても私の周囲 よりもよほど優秀な人々を集めていると思う‥‥‥とまでの厭味は言わなかっ たが、一歩手前までは言ってしまったか。

そういえば、インターネットを始めてから、国会議員の名刺が集まるように なってしまった。自民党から共産党まで一通り揃っていたりするのは、われな がら呆れる。このところ話題を振りまいた、某衆議院議員と某参議院議員のワ ンペアもちゃんと揃っていたりする。その他にもいろいろあるが、あまりやっ ていると身の危険もありうるので、紹介はよそう。

ところで、政府の予算は年度単位で動いている。年に一度、予算取りの戦い が繰り広げられ、それを狙って全国各地から陳情の人々が霞ヶ関とか永田町あ たりを1年中うろついている。一度予算を取りそこなうと、殆んど次の1年間 は何もできなくなってしまう。それでも、補正予算という制度があり、ミスと いうか新たに起こった問題などにある程度は対処できる仕組みはある。

官庁の1階ロビーなどへ行くと、書類や図面を出して、どうみても陳情関連 ではないかと思われる者が多い。それはまあいいとして、そういう場所って、 とにかくタバコの煙が多くて、非常にやりづらい。環境庁、厚生省は幸か不幸 か行ったことはないのだが、いくらなんでもそこは煙くないと思いたい。

企業の場合も、大きくなると予算で動くようになる。巨大企業の場合など、 どう考えても政府予算よりももっと面倒な予算体制になっており、はなはだ面 倒なことも珍しくはない。私がいままで関係した大手企業というところは、た いていが半期、ようするに半年毎に予算争奪戦を繰り広げるのである。前の期 の中頃までに次の期の予算を大体決めるのである。今は上期(4月〜9月)の ちょうど中頃で、大体下期(10月〜3月)の予算がだいたい決まりつつある 筈である。

役所で1年、大企業なら半年、もっと小さくなれば、どんどん自転車操業的 になり、予算も短く切って決めなくてはならない。私個人くらいになれば、も う予算を立てることすらあり得なく、財布の中身を覗いてから、今日は昼飯を 食べる金があるかどうか心配するのである。まことに心許ないが、日本政府に 比較すると、本当に1億分の1にも満たないような財政規模なので、缶ジュー ス1本飲むのにも、100円の自動販売機を探し歩く始末である。

さて、こんな状態でも、年に数度は秋葉原へ行かないと済まない体になって しまった。まあ、買うことは滅多にないのだが、ふらふらと歩いていると売価 が目につく。前来た時より、3割も4割も安くなっているなんてざらである。 CPUなんか、1万円以上の高価の豪華なものを手にしたことはない。新しいの が出ても、1万円を切ったら私にも手が出せるか、いやいや8千円になるまで 待とうとか思っていると、いつの間にか商品自体が秋葉原から消え失せている ことが何度あったことか。

今や、官庁、役所、企業などもこぞってインターネットをやろうとしている。 まあ、たいていはホームページの公開程度であるが、さらにこの上で利益を上 げようと考えている者は多い。インターネットの世界、パソコンの世界は、非 常に変化が早く、私のような凡人にはとてもついていけない状況であるが、3 年計画、5年計画でじっくり案を練り、何とかしてくれと言う者は後を絶たな い。とにかく、予算、計画が重要なのである。フィードバックを見ながら操作 しようなどというたわけた考えは即刻否定されることが殆んどだ。

インターネットに限らず、プログラム開発、システム開発全般について、工 期が昔よりもはるかに短期間になった。ゼロから作っていくなんてことは殆ん どなくなり、作るというより、組み立てるという感じが非常に強くなってきた。 昔は、必要とあらば、何でも作るのが常識だったのだが、今ではどこかインター ネット上に転がっていないかと探すのが主な仕事になったと言っても過言では ない。私の頭で想像できる程度のプログラムなど、たいてい転がっていて、私 らが作成するよりよほどバグも少なく、信頼性がある。

しかしなあ、いまだに多くの人は、せっせと高価な製品を導入したがる。ちゃ んと予算をとって、ちゃんとした製品で運用しなければいけないと言う。秋葉 原で安売りしている部品を集めて適当に組み立てたのでは全く信用してくれな い。頻繁に壊れ続けても、勝手に暴走しまくっても、やはり個人が作って連続 運転実績があるものでも駄目で、ここはやはり、某大メーカーのコンピュータ なるぞ、頭が高い!ということなのだろう。フリーのソフトを導入しようと思っ たら、会社をだまくらかして忍び込ませたりしなくてはならない。何とも難し い世の中である。

まあ、私が今居る会社など、会社の基幹ネットワークを支えているコンピュー タが、ことごとく486マシンだなんて、口が避けても言ってはならないことで ある。高価で立派な形をしていることが、高い信頼を得るのである。これは、 Tシャツを着て仕事をしていると評価が下がり、スーツを着て仕事をすると信 頼が上がるのと同じである。

今週から、関係者が、一時的に某社に常駐するのだが、故あってもらった オライリー のTシャツを着て行けと指示している私の評価は下がりっぱなしだろうなぁ。


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