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Javaに見えないJavaプログラムを見てしまった

1999年10月23日

東海村でウラン加工施設での臨海事故が起きたのが9月30日であった。世 間は色々騒いでいたが、実態がどうだったのかの情報が出てくれば来るほど呆 れ果てた状況であることが分かるという、これ以上間抜けな事故があるかと思 うものであった。そもそも、危険な物質を扱っているという認識すらなかった としか思えないのは私だけだろうか。

科学技術庁では、今回の事故に関して、ニュースレター 「JCOウラン加工施設での臨界事故について」が置かれている。 これによると、 しかしながら、原子炉設備や建屋が破壊され、大量の放 射性物質により大規模な汚染が引き起こされたチェルノブイル事故とは、事故 の性質は異なります。などというふざけたことが書かれている。確かに事 故の性質は異なる。でもなぁ、事故が起きた原因については、今回の事故の方 がはるかにふざけ切った、科学を冒涜し切ったことによる事故であり、その点 では世界最悪の呆れ果てた事故と言える。

原子力、あるいは科学はそれほど危ないものではない。それを利用する人間 が一番危ないのである。今回の事故は、その顕著な例である。動燃の解体に続 いてJCO取り潰しは言うまでもなく、原子力行政全般についてふざけたところが 残っていないかチェックする必要があろう。

原子力が怖いのではない、原子力を扱う人間が怖いのである。こんなことを いくら書いてもし方がないので、国会議員に連絡して徹底追求して貰うことに しようかな。物理学などの出身議員もいるようなので。


さて、人間が怖いというのを、別の部分で最近見てしまったのである。それ も、プログラムである。怖いプログラムについては、残念ながらその詳細をお 見せできないので残念なのであるが、 『Cプログラミング診断室』 の救急治療室(ICU)をはるかにしのぐものを目にしてしまった。一応まだ目は 見えるのが不思議なくらいのプログラムである。

このプログラムは、Cではなく、Javaで書かれている。Cなら汚いプログラ ムは書けるだろうが、Javaでも書けるとは知らなかった。私の今までの認識は 甘かった。でも、まあ、ある意味では奇麗なプログラムである。奇麗過ぎると も言える。印刷されたものを見たのだが、紙をめくっても同じに見えるものが 延々と続いていたので、同じページかと思ったら違っていたのであった。

同一パターンを延々と繰り返す根気には恐れ入る。5回、10回、100回 くらいならまだしも、1000回以上繰り返されると、もう恐れ入るしかない。 1万行位にわたり、延々と続くのである。そして、まだ作っていないところが あるらしく、それも同様の方法で今後作られそうであり、もっともっと記録は 更新されるようであった。こう言うのを超美麗プログラムと言うのであろうか。 プログラムで自動生成した出力結果ではないかと思ったが、どうもそうではな いらしい。とにかく、こういうのを見たら平謝りに謝ってでも逃げ出すが勝ち である。

Javaを用いて、なにやら大がかりなことをやりたがっているようなのである が、まあJavaを使おうと何を使おうと、これでは動くまで行くまいと誰しも確 信するであろうが、その通りであり、何とか這う程度には動くと言う状態らし い。

Javaでも、まったくJavaに見えないプログラムというものが書けることは理 解できた。ということは、もしかすると、lispでもlispに見えないプログラムっ て書けるのであろうか、ちょっと気になっている。

これを何とかして欲しいと言われたのだが、もう救急治療室の対象にもなら なくて、霊安室に置くしかないような状態であった。まあ、検屍は一人で行な うのは危険であるので、複数人で行なったが、いずれの人も治療の可能性がな いことを確認できたという珍しいパターンである。そして、検屍にすら時間を かけなくて済んでしまったという、まあ何と言っていいやら、こういうプログ ラムを表現するには私の語彙は貧弱過ぎるというのを痛感したのであった。全 てをゼロからやり直すのならやらないこともないが、まだ今までのプログラム に拘りたいらしい。

結局はJCOと同じであるのだが、なんでこんなことが起きてしまったのか、 それが不思議なのである。Javaの初心者だからというが、それは基本的に間違っ ている。それが間違っていること自体が理解できない状況かもしれない。そして、 このソフトが、そのへんの零細ソフトハウスではなく、中堅ソフトハウスで、 一応名前の通ったところがやっているというのが危機的状況と言える。

もっとすごいのは、このプログラムは、某社で動かすものであるが、その某 社というのは誰でも知っている年商ん超円の会社である。その会社の製品の1 つや2つはきっと誰でも持っているはずである。説明資料の中にその会社の社 長の名前までが入っていたので聞くまでもなく分かってしまったが、これに関 してはもう何も書けない。なんで。。。。。

こういうことでは、東南アジアやインド、中国などのソフトハウスが日本を 接捲する日も近いかぁ。

今回のプログラム、怖くて息子になんか見せられない。こんなものを見せた ら、父親の脳味噌も完全に腐ったかと思われる。なぜこういう現象が発生しう るのか、それには興味はあるが、直接危害が加わるのを避けるのは言うまでも ない。持ち歩く名刺ホルダーからは名刺を外してしまった(^_^)早く関係者が 現状に気付くことを祈る。


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