ホームページ目次前の話次の話

ゴールデンウィークは手動式計算器発掘の旅だった

2000年5月8日

【速報】

後で書き直す予定だけれど、このゴールデンウィークは、こんな物を発掘してきたのである。 何か分かるかな。デンマーク製の手動式計算器(計算機?)の CONTEX-10 であるが、 取扱説明書が本体の裏に貼りつけてあったので、その訳をそのうち紹介しよう。

ところで、これは誰の手でしょう。分かるよね。


2000年5月13日 追記

さて、上の計算器のより詳しい説明は別に用意した。 そちらを見れば、操作説明もあるので、この絵より、実際の計算器を空想するなり、思い出すなりして 操作を思い浮かべて欲しい。説明を理解できれば、がしゃん、がしゃんと頻繁にレバーを押すことになるのが 分かる。これで計算しているときの騒音が想像できればたいしたものである。

初心者メーリングリストに情報を流したら、 ずいぶんこの計算器を懐かしがった者がいた。 私だけでなく、この手動式の後継機種で、 レバーを力いっぱいおさなくてもよい電動式、 つまり高級品を自宅に持っているというメールも流れた。 その他にも、何名かが懐かしがっていたようなので、 日本国内にもそれなりに入って来ていたのだと思う。

ところで、そのメーリングリストで、これを発掘した場所の話が出ていた。 発掘は、このゴールデンウィークに田舎に野暮用で帰省し、 ついでに発掘してきたものである。 これに限らず、なかなか珍しいものが出て来ると思われているようだが、 私は、いたって普通の家に、普通に育っただけであるのは、 プロフィールを 御覧いただければ納得できると思う。

ただ古いボロい家なので、新しい物は何もない。 田舎なので、まあ家の前にはちょっとした庭というか空き地があって、 車が何台か置けるかもしれない。 親戚を回ると、ちょっと庭にタンクローりーが置かれていたり、 ダンプカーがあったりするが、田舎ではごく普通の風景である。 まあ、そういうのを自家用車がわりに使うというところまでは行かないようであるが、 塩田が廃止になって以来、村中、町中が空き地であり、 雑草が生い茂っているところも珍しくない。 まあ、免許の数よりも自動車の数が多くて当り前のような田舎である。 つまり、生家は、どんな小さな買物をするにも 自動車に乗って行く必要があるような場所なのである。

久々に中学の同級生にあって話をしていたら、こんなのがあった。 東京の大学へ行っていたのだが、鹿児島の仲間をつれて帰省するとき、 倉敷駅から児島行きのバスに乗って帰っていたら、通生(かよう) を通過しくねくねとした薄暗い峠にさしかかると、 「この先に民家はあるのか?」と言われたそうである。 確かに、山を切り開いて今の新しい道路が開通する前は、 くねくねとした道で、竹薮や溜池がつづき、 バス1台がやっと通れるような道だったので、 秘境みたいなところといってもそう誤りではない。

一応、その峠を降りると、田畑が広がり、村があったのである。さらに先に直進すると、 生家の前を通るのである。しかし、その道は、町らしきところへさしかかっても、道幅は バス1台分しかなく、なおかつ曲がって先が見えない。それで、曲り角に旗を振るための 小屋があり、バスや車がかちあわないように調整をしていたのである。そして、なおかつ その道は、国道であった。

運転免許をとって間もない頃、ちょっと練習と思って岡山県の北の方にでも行ってみようかと 思い出かけたのであるが、国道なのに「初心者通るべからず」なんてのを見て、慌てて引き返した ことがある。まあ、岡山県というか、私の回りはそんなところが多かったのである。間違って もらっては困るが、今は道路も整備されすぎて、自動車交通の便は非常に良い。

自宅は、古く、生まれた頃も、今も同じような感じである。そこにいると、何十年もの間 時計が止まっていたような錯覚に陥る。10年、20年でどんどん家が古くなる、さらには駄目 になるという話を聞くことがあるが、世の中には、そんな家を作ったり売ったりする者がいるとは信じ難い。

生家には、真空管とかは今でも転がっている。CDではなく、レコードも転がっていると 思う。その昔、戦前のレコードを見掛けた記憶があるのだが、これは多分捨てられてしまった のではないかと思う。リヤカーもあったが、錆びてボロボロだったので、数年前に捨てられた ようだ。石臼は有ると思うが、重くて東京まで持って来ることはとても出来ない。 電話はもちろん黒電話だったのであるが、10年位前に世間並の電話になってしまった。 もしかすると、まだヘンミ計算尺の会報とか、計算尺の問題集とかが発掘できるかもしれない。

という訳で、田舎のごくごく普通の家である。ごく普通の家で、ごく普通に育って、 ちょっと岡山の女子高等学校へ3年ほど寄り道してから、ごく普通に東京へ出て来て今に至るのである。 古いものばかり見て育ったため、東京で見たものは珍しいものが多く、 つい間違って、コンピュータとかインターネットとかの世界とか地下室で因われの身になってしまっただけである。

地下室は、ADSLが入り、とっても快適な状況である。100MB程度のダウンロードなど一切気ににしなくて良い地下室は 快適である。相手先さえまともなら、1分で10MBをダウンロードできてしまう。 地上では、10MBを10分どころか、それ以上の時間をかけても出来ないと風の噂に聞いている。 地上は高くて遅く、地下室は高速回線で、経費も安いようである。これでは、また当分 地下室から出られそうにない。仕方がないから、また仲間を増やすことにしようかな。


ホームページ目次前の話次の話