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地下室では赤外線ビーム名刺の交換で行列ができてしまった

2000年8月12日

ちょっと前に、PalmIIIcを入手したのである。値段が高くて、とても私のような コンピュータ初心者が持つような物ではないと思っていたのであるが、 この上には各種ゲームを始め、多くのフリーのソフトウェアがあって、 意外と便利そうだということは初心者なりに感じていたのである。

しかし、これ専用にプログラムを書くなんて、どうも納得できない。 そんな横着でないことをするというのは生活方針、人生方針に合わないと勝手に 思っていたのであるが、Javaで組めば、移植もそんなに難しくないらしいと いうことを周囲で言っているのをこっそり聞いて、それで何とか入手する ことにしてしまったのである。

入手してからは、システム手帖というものを持ち歩かなくなってしまった。 それまでも、鞄の中にシステム手帖を入れてはいたが、どうしても何か書いて おかねばならぬ時だけ書き付けて、そのあとは書いたことを忘れるという作業 の繰り返しであった。だから、システム手帖というのは、使う本人がしっかり していないかぎり何の役にも立たないことはずいぶん前から分かっていたのである。 それでも、今年も、無駄と判りながらも、中の紙を1年分購入したのであった。 でも、ほとんど記入していない。

電車の中や、ファーストフードとかで、手帖に何やらびっしり書き込んである のを見ると、もう降参というか、なんでこんなにびっしり書き込むんだろう、 と思うのである。そんなに忙しくしているのが好きなのか、それとも仕事とか、 遊びとかのスケジュールが忙しいのかと思ってしまう。

一応私も初心者なりに忙しい。あちこちの客に会うことも少なくないような 気がする。毎年会う客の数は倍々ゲームで増加しているようなのである。何とか 周囲の人々に、面会とかを押しつけて、こちらはパズル三昧にあけくれようと 思って色々計画を立てたのだが、全部うまくいかない。

本人は、人に会うのは恐いから、何事に対してもそーっとしておこう思っている にもかかわらず、いつの間にか私の名前で申し込まれていたり、面会の約束が 決まっていたりする。何とも困った世界である。

さて、Palmを持ったら、当然のように赤外線ビーム名刺の交換をしなければ 面白くない。名刺交換は、いままでは透明名刺と相場が決まっていたのだが、 Palmを手に入れてからは、当然のようにビームで名刺交換をやりたいのである。 まあ、初心者というものは、新しいものをどうしても試したいのである。

今は、地下室というところに閉じ込められて、何やら怪しげな開発を行って いるわけで、そういうことも影響しているのか、ここのメンバー(実名こびとさん) の多くはPalmとかを持っているのである。まあ、某社には、地下室以外の メンバーでも、PalmやVisorを持っている人間が少なくない。

先日、Palmに関する開発をやっている会社の人が某社を訪れて、そのあと 地下室にまでやってきたのである。Palm関連の開発をやっているくらいだから、 当然赤外線ビーム交換をするわけである。地下室での名刺交換の場合、もう それは大変なことになってしまったのである。赤外線ビーム名刺交換で行列 ができてしまったのである。もう、これだけで怪しさが想像できよう。

ビームで交換したのはいいのだが、これでは全然紙の名刺が減らないので、 ついでに紙の名刺も渡していた。まあ、これくらいなら良く有ることだが、 ついでに地下室産のあやしいパズルというか、 『こびとさんの部屋』でできたパズルプログラムを赤外線ビームで飛ばしていた。 こういう光景を見ていると、我ながらこの地下室というところでは何が行われているのか 不安になるというか、まあ世の中にはこういう所も必要だろうとも思う。

まあ、地下室は、こういうことをしてどんどん時間が過ぎて行くのどかな ところなのである。しかし、最近、地上の方がどんどん不気味な動きをしているらしいのである。 世間では、ぷらっとホームがマザーズに上場してしまったのであるが、 どうも地上の連中がそこのシステムを作っていたような気がする。 まあ、ぷらっとホームというより、本多のオヤジと言った方が、 コの業界の人々には通りが良いかもしれない。

そのくらいなら、こちらもまあ良くあること。あちこちのウェッブを作って いたりするチームもあるんだからと思う訳である。しかし、最近は、もっと もっと怪しくなってきた。いちおう、会社なる組織にもなっているために、 他の企業とかからの客はときどき来る。その中には、どういうわけか 地下室を是非見たいと言う客もいるのである。まあ、暗闇坂にある地下室を 見たいというのは、青山霊園、雑司が谷、谷中に行くのと同じようなものとも 思うのだが、それでも客は良く来るのである。

地上のオフィスの方には行かず、直接地下室にだけ来るという変な客も すくなくないのはいったいどうしたことなのであろうか。それも、いままでは 大学とかが多かったのだが、最近は有名企業はもちろんのこと、金融、証券、 その他政府関連機関など、初心者には絶対に縁は無いだろうと思われていた ところからの訪問が相次いでいるのである。まさか、 クール賞を取ったからだとは思えないのだが。

地上の方は、どうも最近人集めを熱心にやっているようである。仕事の依頼は 全部断れという指令が出ていたような気がするが、まあそうも行かないのであろうか、 少々は人を増やそうということで、ときどき、いや頻繁にその手の作業に つき合わされることが多くなってきた。どうも、地上の方は、毎年倍々の ペースで膨れているようなのであり、そのためか広報担当者を募集というの 先日見たのである。そうしたら、こんどは、経理担当者募集となっていた。 それにしても人集めがが盛んである。

ときどき、採用の面接につき合わされることがある。こちらは、今まで 採用の面接を受けた経験がないので、さてどうしたらいいものやらさっぱり 分からない。まあ、いいのが来れば採用すればいいではないの。こちらは 初心者であり、面倒くさがりでもあるので、手取り足取り教育するなどと いう気はさらさらないので、教えなくても出来そうな人が欲しいなぁ、 できれば地下室で一緒に遊べるレベルの人が来ると嬉しい、と思っているだけである。 地下室の場合には、入口にパズルが仕掛けてあり、それを解かないと入れない。 また、出口にもパズルが仕掛けてあり、それを解かないと帰れない。 そういうセキュリティが非常に望ましいと思っている。

それで、つい私も採用に応募してみようかと思って見てみたら、 地上は某社をどうも上場するつもりらしいのである。経理担当募集の ページを見たら、そのようなことが書いていたのである。そのために、 最近は監査法人とかというところの人も来ているようなのである。 そうか、地上は上場するなら、地下はどうすればいいのであろうか。 さっさと『株式会社地下室』なんてのでも作って、さらに地下に潜伏を 続けるべきだろうか。

それよりも、棚からぼた餅、パズルを解いているだけで金が増えていく システムでも作ってしまうべきなんだろうか。この研究は非常に重要である。


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