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衆議院議員会館の中はまるで病院のようだったとの感想に納得

2000年11月11日

昨日は、むちゃくちゃ忙しい日であった。11月になったら時間が取れるから 大丈夫ということで、11月以降は色々予定を入れてもOKということにしていた。 それでも、週末の金曜日は、めずらしく夜の予定が1つ、それも美味しい酒を Unix飲み屋で飲もうというのだけであり、なんとか楽な週末と思っていた。

それで、水曜日には、衆議院議員会館に金曜日の朝、潜入するということが 決められたのであった。この時点ではまだまだゆとりのあるスケジュールであった。 しかし、木曜日には、いつのまにか2つ予定が追加されていたのである。 しかし、本当はそれだけでは無かった。初心者ゆえ、1つ見落としていたのである。 まさか、水曜日に応募したきた人との面接が金曜日の夕方にあるなどとは知らなかったのである。

さて、某国の国会およびその関連施設は、永田町というところに塊っている。 ここには、多数の警官が立っていて、私のような小心者には、歩くだけでも 足がガクガクするようなところに思えてしまうが、潜入する必要がでてきた ので行くことに決意したのであった。年に1度くらいは行っているのに、 いつまでたっても慣れないものである。まあ、こういう時には、こびとについて 行ってもらうに限るのである。

去年は、参議院議員会館にもぐり込んだが、今回は似たようなものとはいえ、 衆議院である。1号館、2号館と2つあるのであるが、まあ、1号館から潜入 することにしたのである。

まあ、前日までに、どこに結集するかを決定したのである。まさか、議員会館 の前あたりの、警官が立っているような場所でじっと待ち合わせていると、 何かと目だってしまう。したがって、歩いてもすぐ行ける、溜池山王の交差点 付近の某ファーストフードにて待ち合わせることにした。不安なもので、充分な 時間の余裕をもって行ったら早すぎたので、心を落ち着かせるために、コーヒー を飲みながら、何時ものことで慣れている地下室で時間が来るのを静かにまった。

さて、時間が来たのだが、まだこびとは現われない。この付近だったら捕まる こともあるまいと思ったのだが、どうしたのかな、と不安で不安で仕方なく ファーストフードを出て、店の前に居たら、堂々とこびとがやってきた。

いざ出陣である。といっても、歩いて1号館まで行くのであるが、途中で、 首相官邸の前を通る。警官が立っているのだが、道路よりもかなり高くなっていて、 中が見えないような状態であり、覗けなくてつまらないとこびとは思ったで あろうが、どんどん歩いて1号館にたどり着いた。

入口で、何やら潜入申請書なるものを書かねばならないのであった。 日本の政治は、「陳情政治」というのはここに来ると良く分かる。 潜入申請書に、潜入理由に丸をつけるようになっているのだが、その潜入理由の 最初が「陳情」なのである。そして、書類の書き方の見本があり、なんと陳情に 丸がついているのである。初心者は手が震えて書類を書けるような状態ではなかったので、 こびとに書いてもらったが、さすがに陳情では恰好悪くて入る気にもならなかったので、 別の個所に丸をするようにお願いした。

一応、その申請書があると、とりあえず守衛が中に入れてくれた。 さて、目標の部屋は上の奥の方である。エレベータに乗り、指定階でこびとと共に降りた。 案内が出ていて、部屋番号から場所を探すのである。廊下が2本通っていて、 窓際に議員の部屋があり、真中にトイレとかがある。これを見て、こびとは とんでもないことを言い放った。

「なんだか病院みたい」

確かにドアや壁のデザインのやぼったさ、トイレの案内などを見ると、病院 という表現は実に的確だと納得せざるを得なかった。これで、看護婦が歩いていたり すれば、完璧だと思われた。議員の方の平均年齢は高く、病院的な要素も備えておいた ほうがよいかも知れないが、まあ口に出して言えるものではない。ここにこっそりと 書いておくだけにしよう。

衆議院本会議のある日だったので、議員の方々は忙しく、そのため陳情の連中が あまりいなくて、こういう日に潜入するもの良いかも知れないと思ったものである。 さて、目標の部屋に到着したのだが、議員はもぬけのからで、秘書に相手をしてもらった。 次なる目的地に行くために、パスを渡され、首から掛けたのである。 そして、部屋を出て、地下に行き、永田町の地下を繋ぐ地下道を延々と歩いたのである。 当然、このあたりの地下道は、普通の地図には載っていないと思う。 そもそも、東京には、地図にも載っていない地下道があちこちにあるようである。 地下道は、意外と天井が低く、なんの飾りもないのである。ところどころに矢印で どこに繋がるかが書かれている。そして、警備の人があちこちに立っているのである。 この地下道は、もちろん国会議事堂にも通じているのであった。

地下道を歩いて、別のビルの地下に入った。そして、ちょっといくと、食堂があった。 この食堂、メニューはそれなりにあり、値段もまあごく普通だと思うのだが、 テーブルやら椅子やらのセンスのなさは学食や社員食堂を上回るのではないかと だれしもが思うようなのである。これを見て、こびとが某国国会議員会館の食堂の センスで気分が悪くなったり、卒倒してはいけないと思い、この点は前もって知らせておいた。

しかし、そこは通り抜けて、議員同伴でないと駄目と書いていた所へ行って 昼食を済ませた。もちろん、国会議員会館へ潜入したのだから、食べたのは いうまでもなく「国会弁当」というなの由緒正しい弁当である。

で、何をそこで話したりしたかは良く覚えていない。確かITのことであったかな。 某国のForest総理大臣は、「総理と学ぶIT講座」なるものを2001年に実施したいようである。 1年間かけて、ホームページ訪問者とForest総理が一緒にITを勉強することで、 技術を向上できるというとっても教育的な内容になるらしい。

しかしなぁ、某初心者メーリングリストでは、一番最初に落ちこぼれるのは Forest総理ではないかとか、そんなことやったって何になるとか、それどころか、 Forest総理が落ちこぼれるのを実況中継するようなことになってしまうのではないか との憶測もあったようである。いずれも、もっともな話である。 何も、総理がそんなことを勉強していて、もっと重要なことを忘れたら駄目だと おもうのだが。まあ、自分でやるより、ちゃんとやれる人を集められることが 総理に限らず、国会議員の当然の能力だと思うのだが。多種多様な分野の参謀が いてはじめて国会議員としての仕事もできると初心者は思うのだが、 某国では根回し、裏工作の方が重要なようである。

さて、別の建物に移動してしまい、「国会弁当」を食べ終ったら、さっさと 退散することにした。あまり慌てて退散したので、潜入記念品を購入するのは 忘れてしまったのであるが、潜入申請書はこびとが返却もせず出て来てしまった。 そして、来た方向ではなく、地下鉄の永田町の駅、 つまり自民党のビルの方に行ったのであった。そして、何とか赤坂見附 という、普通の町に戻れて、再びファーストフードで一服すると、 こびとも普通のこびとに戻ったのであった。

その日は、国会潜入も入れると5つも予定が入っていたのであり、コンピュータの 前にいたのは、1日全部合計してもたったの1時間であった。予定は、 せいぜい2つくらいが初心者の限界である。時には3つも可能であろうが、 5つは無茶である。

4つ目のは面接に同席することであった。事前にメールで、それなりの 情報を送られていたのであるが、「げぇ〜」という人だったのである。 したがって、形ばかりの履歴書をもらい、A氏はどうしている、B氏はどうしている、 というようなことばかり聞いていた気がする。なんだか、面接ではなく、 何か別のことのように思えたが、ときどき採用の面接がこういうことになって しまうのである。色々な人の消息の確認とか、雑談だけに終る面接というのは 世の中の一般的な面接の形態なのであろうか。全てかこうという訳ではないが、 こういうのが決して少なくないのである。ついでに、5つ目の飲み会の主賓と 顔馴染みというので、面接即飲み会というのもありかと思ったが、一応初心者は そこまでしてはいけないと思い、とりあえず面接だけにしておいた。

と言うわけで、朝家を出て、最後のUnix飲み屋からは延々と歩いて家まで帰ったのである。 日本酒で酔っ払ったまま歩いていたら、家にたどり着いたのは当然午前であった。

スケジュールは、できるだけ入れないようにしよう思った1日であった。


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