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主催者はTシャツ・来訪者はスーツが未だ某国のコンピュータショー事情かな

2001年6月1日

某国政府は、IT政策を5年計画から3年計画へ大幅に前倒しするらしい。 まあ、昔あったように、IT政策といいながら、結局は全国のIT拠点に、ITビルを 建設して終わったりしないように願うだけである。

建設するよりも、破壊が重要なのである。破壊というより、訳の分からない法規制などの 撤廃が何よりもIT産業には有利に働くことは間違いない。しかし、世の中には、その 訳の分からない法規制によって生活をしている輩が非常にたくさん徘徊していて、 なおかつ金と権力を握っていたりするので、実際に規制の緩和や撤廃が妥当な線で進むか どうかは難しい。

某国では、規制突破よりも、前例がないことをクリアするのが難しいことがある。 たとえば、はじめての銀行のつくりかた という、ソニー銀行が開業に向けて行ったことが書かれています。結構画像もおいてあり、 ちょっと銀行を作ってみたいと思った人には参考になるかもしれない。 某国では、戦後銀行を作ろうとしたところがないらしく、さらにネット上での銀行を作るとなると、 作る側以上に、許認可する側も初めてのことばかりで、なかなか大変なようである。

IT産業という分野で、何か始めようとすると、当然前例の無いことにぶつかる。 前例の有るようなことなら、まあビジネスとしても面白くなく、ブレークして大設けの可能性も無いであろう。 そういうことでかどうか、インターネット上で何かやろうとすると、日本ではまだまだ 制約が多く、日本でのITビジネスは評価され難いようなので、 そろそろ海外に逃げ出そうかと思っています。体は日本にいた状態のまま、お金は海外から というのがやはりITビジネスの正道かと思ってしまう。困ったもんだ。

そういえば、今日、IT選挙を総務省が検討を始めるという新聞記事を見た。 ホームページを合法とするかどうかを、今更であるが、検討を開始することになったようである。 騒音をまきちらす迷惑この上ない選挙が合法で、静かに立候補者の政策を読めるホームページが 非合法とはどういう国なんだろうかと思ってしまう。 そもそもインターネットが何かも分からないまま決めたことが、そのまま暴走しているのが 現状であり、それを止める国会議員もたいしていないのが現状である。

そもそも、議員のホームページをどういうものとみなしているのであろうか。 実際の議員事務所なり選挙事務所を、選挙人は何時でも訪問して良いはずであろう。 議員のホームページというのは、単に仮想的な事務所なのだから、選挙人が何時訪れようと 構わないし、それどころか若い人の選挙離れが困ったことだといいながら、ホームページが 駄目というのは無茶苦茶な論理ではないだろうか。

ところで、5月は何かとイベントや会合などが多く、出かけることが多くなってしまった。 地下室にこもって、鉛筆と消しゴムの生活が一番頭の健康に適していると思っていても、 なかなか許してもらえない辛い時期であった。

JAVAコンソーシアムで、NTTドコモでi-modeの榎氏の基調講演を聞いたが、冒頭に、 「JAVAコンソーシアムだというのにスーツ姿の人が多く、いったい何考えているんだ」 という発言が有った。まあ、私はネクタイをすると窒息しそうになるし、そもそも貧乏で 家にスーツが有ったとは思えないのでスーツ姿というのはありえないのだが、会場では 過半数の人がちゃんとした立派なスーツ姿であった。

その会場でのパネルディスカッションでは、司会者が昔の仲間で、どうせ適当な服装で、 リュックでも背負って来ると思ったら、その通りであり、何名かのパネラーもそのような 服装であった。壇上の人々はTシャツで、聞く人はスーツというのは、何なんだろうねえ。

最近のコンピュータショーとかでは、主催者側はアメリカ等の影響を受けてか、 Tシャツ姿などで講演を行うのは珍しいことではないのだが、聞く側は、スーツを来て、 正座して聞くという態度はまだまだ変わらないようである。主催者と来訪者の意識の 違いがずいぶんあるようで、なんだかとても変な雰囲気である。

先日あった、Linux Worldにも、とりあえず顔くらい出しておかないとと思って 海の向こうであるにもかかわらず行って来た。今まで、大手コンピュータメーカーは Linuxをなかなか取り上げなかったのであるが、今回のショーでは、当社もLinuxを やっているという主張をすることが各社の展示の意図としか思えないような内容で かなりつまらなかった。もしかして、Linuxを使って囲い込みという、メーカーお得意の 戦略をやろうというような雰囲気であったが、Linuxって囲い込みとは一番遠い存在 だと思うのだが。

Linuxを大手メーカーが取り上げたためか、立派なスーツ姿の来訪者の割合が 今までよりも増加していたような気がして、とても私が長居ができるような雰囲気 ではないので、途中でばったり数年ぶりに出会った中国人と大塚家具の方へ行って 食事をして、そのまま逃げ帰ったのである。

某国でのビジネスは、頭や体や心でするものではなく、スーツでするものなのかなぁ。


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