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ますます図に乗るネット犯罪者と無能な国会

2001年11月29日

なかなか忙しくする者が周りにいて、ホームページの更新が疎かになってしまっている。 原因の1つは、あちこちに出向いていくことも多く、コンピュータを使う時間が少なくなって いることである。まあ、だいたいは東京であるが、時には関西とかに出かけることもある。 やっていることは、ちょっと話をしたり、ビールを飲んだりくらいなのであるが、 とにかくその場所まで出向いて行かないとダメなので、意外と大変である。 年末が近くなって、飲み会調整のエキスパートシステムが欲しいところである。

そういう忙しい時期で、スパムを送り付けてくる馬鹿の相手などやってられないのであるが、 なんとか私の行動を潰したいらしい。毎日、千通、2千通とHメールと呼ばれる類のメールを、 差し出し人のところを私の個人ドメインとか、 私の会社ドメインに書き換えて私に送り付けて来るのである。

といっても、メールには、さまざまな情報が付随してやってくるので、何をごまかしたか とか、証拠は残ってしまう。まあ、レベルの低さはしょうがないかと思うが、 もうすこしましなことにエネルギーを使えないものか、その行動を哀れに思う。

彼らの多くは、そういうHメールを大量にかつ一方的に配信することで利益を上げている訳である。 NTTなどの通信会社も、そういう配信により通信量が増大し、利益に貢献することで明らかに利益を 上げていた。しかし、そういう犯罪的メールが蔓延してしまったことで、メール受付を拒否する人々が 急増し、利益源になっていたものが、反対に読まれないメールを配送したり、蓄積したりするコストが 増大し、損害の源になってしまったようである。詳しくは、前回に書いた

私のところにも、私の生活や仕事を破壊しようという犯罪者からの攻撃はやってきていて、 多い時には1時間に1000通くらいの量に達する。 もちろん、手で消去していたらどうしようもないので、 コマンド一発でスパムだけ消せるようになっている。 とりあえず、現状では、スパム発信元、つまり犯罪者のたまり場的状況になっている hotmail.com および ocn.ne.jpの一部 からのメールは消滅するように設定している。

という状態であるのだが、自動で消去するのも面倒なのである。 スパムメールが大量に流れている状態というのは、ネットワーク全体に流れているデータ量の 大部分がゴミということである。NTTドコモの発表では、8割以上が読まれないメールという。 もちろん、NTTドコモだけではなく、インターネット全体においてもかなりの割合でそういう 状態になっている訳である。ゴミであるスパムを流すために、いったいいくらの金額を負担している であろうか。

さて、スパムメールに対する国、国会の対応であるが、現状では皆無である。 アメリカでテロが起きて、急にインターネットテロ対策とか言い出すのが現在の国会議員の レベルであるのは甚だ情けない。インターネット犯罪に対する立法とか叫んでいる議員からの メールがウイルスのおまけ付だったり、選挙になると電話をかけまくるのと同じで、片っ端から メールを送り付けて来るという「議員の行動自体がインターネット犯罪者なんだよ」という のが現状である。

今は、国会会議録検索システムなどもあり、 議員の発言はデジタルデータになっている。ここで検索すると、国会議員のインターネット に関する知識水準がいろいろ分かる。まあ、検索する前に、椅子から転がり落ちて怪我を したりしないように準備してから検索を始めるのが無難だと思う。

この検索システムは国立国会図書館が提供している訳だが、検索語をスペースで区切って 入力するという検索としては最も低レベルのものである。自然な文による検索程度の機能は つけて欲しいものである。最近では、会議のビデオも残されているので、音声検索などの 技術も発達してきたので、「・・・に関する発言」といえば、その発言付近の動画を突然 見ることも可能である。ある議員のある特定の項目についての発言内容がどのように変化 していったかの追跡なども困難ではない。多くの国会議員は理解できないようなレベルで 国会議員の活動を現在の科学技術により分析してしまうことも可能になってしまったよう である。人間のさまざまな活動を、文字、音声、画像などを通して分析してしまう技術は 発展する一方である。もちろん、議員の知識、能力、思想はもちろん、意識下にあるもの まで分析してしまうことさえ可能になりつつある。IT技術とは恐ろしいものである。

外務省のページにデジタル・ディバイド の説明があったが、デジタル・ディバイドが極めて深刻なのが国会である。 国会内のデジタル・ディバイドが解消されないことには、 インターネットに関する法律などとても議論できる状態では無かろう。 自己矛盾の解決は困難な問題であるが、そういう議員が当選する訳で、国民の水準以上の 国会はできないとは良く言ったものである。

やれやれ、先は遠いなぁ。


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