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ホームページ活性化は手抜き3原則を指導しているだけ

2002年4月20日

4月になると、さまざまな変化が起きる。私の仕事も、良く分からぬが、 春より少し前から大幅に変わってしまった。 それまでは、机の上に仕事に関係ありそうな物を置いていたのだが、 最近は遊び、それもパズル関係がずいぶん増えて、書類とかいうものはパズルの山に埋もれつつある。

まあ、パズルを解くこともあるし、ついでに問題を作ったりしているうちに1週間どころか、 1ヵ月が過ぎてしまうことがある。去年は仕事の合間にパズルをやる状態だったのが、 今年からはパズルの合間に仕事をやっているようなものだ。

ところで、色々な人に会って話を聞いたりすることが多いのだが、 どうも努力が好きな人が世の中には多いようで不思議だ。 コンピュータの勉強を努力してやって、技術を身に付けたがる人が多い気がする。

コンピュータというのは、そもそも横着をするため、自分で計算などせず、 面倒なことはコンピュータにやらせて、得た利益だけを自分のものにするのが コンピュータを利用する本来の目的だったと認識しているのだが、どうも世の中は違うらしい。

コンピュータに限らないと思うのだが、とくに技術というものは、 「なんとか横着をしたい」というのが基本にあって、 「どうすれば横着できるかな」と工夫を重ねた集大成ではないかと信じているのだが、違うだろうか。

学校で勉強をするのだって、自分でいちいち発明や発見をするのは大変で、 より効果的に横着がするために先人の失敗の集大成の結果である技術を学習するのだと思う。

努力と成果は、昔からなかなか結び付かないことになっている。 どう考えても努力していないやつが成績が良くて、 眠る時間も削って遅く間で勉強しているやつが成績が悪かったりするのは良くある。

スポーツなど、練習では好タイムを出せるのに、本番になるとガタタガになる人がいる。 反面、いつもサボっている癖にというのが、本番だけ出て来て優勝したりする。 アマチュアレベルだけでなく、オリンピック代表などでもよくあることのようだ。

今、日本は景気が悪いらしい。確かに、いままでどうして生き延びて来ていたのか不思議なような 会社が、ついにバタバタと倒れつつある。企業だけではなく、国会議員までもが、 バタバタと倒れつつあるようだ。社会情勢などがどんどん変化しているのだから、 その変化に対応できないものは、どうしても倒れるしかないのだろう。

努力して解決できるプロジェクトとか、そういうものは比較的簡単である。 要するに、努力すれば良いだけだから。

しかし、今、世の中は「成果主義」の時代がやってきたと言われている。 というか、もう言われ続けて何年にもなるが、言われ続けているということは、 未だ成果主義が実現されていないことの証明であろう。

ただ、成果というのは、とても難しい。物を販売するような仕事なら、 担当者の売上高とか、利益とかで決められるので単純だ。 しかし、今の世の中、なかなか数値化できないような成果を求められることが多い。 顧客満足度とか、分かったようで分からない。 そもそも、このような漠然としたものを、きっちりと数値化するのは至難の技である。 アンケートとか、その他色々な調査方法はあろうが、やり方によって、 結果は大幅に変わるのが予想される。

ところで、よく相談を受けるのが、どういうわけか、 ホームページのアクセスの向上に関する指導をしてくれというのがある。 何で私のところにそんなことを期待してくるのかさっぱり分からないので、 仕事でやむを得ない場合を除いては無視することに決めている。

人間は、人の予想を裏切るように裏切るように行動するものと信じているので、 いかに事前にマーケッティングし、しっかり計画を立てて実行しても、 まあ99%外れると確信している。 マーケッティングとかの本を読むと、市場調査をちゃんとやり、きちんと分析し、 計画すると旨くいく筈と書かれているが、こういう本を読んでしっかり努力して やっている人の多くは、たぶんしっかり外れていると思う。

私の第1原則は、まず計画を立てない。計画は、立てている最中に、 次々に変化が起き、計画の作り直しが最大の仕事になってしまうのである。 再計画の永久ループに陥って、計画を実施するなどとてもできなくなるのである。 変化の激しい世界では、計画というのは諦めた方が良いらしい。

第2原則は、とりあえず適当に動いてみて、駄目だったものは諦め、 良かったものはもっと押し進める。ホームページの場合には、 あれこれこちょこちょとやって、何が反応が良く、何が反応が悪いかだけ、 覗き見根性で観測する。自分の頭はアイデアを考えられる程は良くないので、 でたらめをやって、観測により駄目なものを排除するだけ。 つまり、判断は自分ではなく、インターネット任せという 極めていい加減な方法だが、結構有効なようだ。

第3原則は、潜在市場すらない分野はさっさと諦める。 要するに、諦めが肝心ということである。 市場があるかどうか不明なうちは努力するが、 無いということがはっきり分かったら、さっさと引き上げる。 市場を創生しようという素晴らしい考えもあろうが、 そういう大変なことは当方の関与すべきことではないと肝に命じている。

こんなでたらめを実際に適用しているが、何の広告もしないのに、 それでも数ヵ月で倍とかのペースでアクセスが勝手に増えたりしている。 偶然とは恐ろしい。

私のところにホームページの活性化についての相談に来ても、上記の3原則に従うだけなので、 わざわざ相談に来る程のことはないと思う。 これで相談が来なくなると嬉しいのだが。


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