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広大な研究学園都市をたづねて

2006年7月24日

いつも東京の中心である新宿区の外れでちまちま作業をやっている訳だが、 こういうことではいけないと一念発起して、広大なキャンパスがあると噂に 聞いていた先端的研究施設を訪問しようと思い立った。

時には欧米の研究施設を訪問し、刺激(たぶん衝撃)を受けて、 今後の研究開発に生かすべきだと考えたのだが、何しろ英語は分らない。 ものすごく強いナマリのあるタクシー運転手だったら、言葉が通じるか不安もある。

などということを色々考慮したあげく、日本の西部開拓地域にある先端的研究施設 を訪問してくることにした。何でも東京に集中というが、地方にも先端的な研究 施設がちゃんと存在しているのである。

選んだ場所はどこかというと、「けいはんな」である。 京都、大阪、奈良から等距離の、3つの都市から便利な場所にあろうという 研究学園都市である。

しかし、実際には、それほど便利な場所ではない。3つの府県の集る場所は、 生駒の山奥であった。いくつかの地区に分れて点在するのであるが、そんなに 沢山回るのは疲れるので、関西文化学術研究都市のある「けいはんな」と、 奈良先端科学技術大学院大学へ行ってきた。そこを選んだ理由は、 偶然、社長や先生をやっている知り合いがいたりしたためである。

見た研究施設をいちいち説明すると大変だし、間違いを書きかねないので、 感想だけを書くことにしよう。

どこもそうなんだが、広いのである。「ここが日本?」と思うくらいである。 右の写真は、なにかの巨大な施設、空港かスタジアムのように見えるのであった。 実は、国立国会図書館である。東京の国会議事堂の隣りにあるのが本館で、 こちらが関西館である。

中は、もっと巨大さ、広大さに満ち満ちていたのだが、残念ながら全館撮影禁止だった。 非常に広く、天上も非常に高いところであったが、利用者は少なかった。 電子図書館としての機能もあり、座ったまま世界中の新聞なども読めて便利だった。 もちろん、無料で利用可能である。印刷などしないかぎり、ほとんど何でも無料であった。 しかし、ほとんどは国立国会図書館内部からしか見られないのである。 これが自宅や会社から利用できればと思ったが、それは無理であった。残念。

ということで打ちひしがれて、隣の 国際電気通信基礎技術研究所(ATR) へ行ってみた。 同行者の知り合いが働いているとのことだったが、あいにく外出中であった。 そのまま敷地に沿って歩いていったが、とても歩いて移動する距離ではなかった。 加速器が置いてあるなら広大な敷地も必要だろうが、なぜこんなにまで広いのかと思った。 道はほとんど誰も歩いていないのだが、ときどきATRの研究員が、 コンビニで買ったとおぼしき袋をさげて道をわたってくるのが印象的であった。 ロボットに代わりに買い物に行かせればと思ったが、 研究はそこまで実用的なレベルには達していないのだろうか。 それとも、研究の息抜きにコンビニまで行くのが日課なのだろうか。 たぶん後者だと思う。

さて、なんとかけいはんなプラザ にたどりつき、一休みして宿泊予定地の奈良市内に向った。

せっかく奈良へ行くんだから、奈良公園へ行かねば、そして奈良公園の中で 鹿と戯れてこなければということで、奈良公園内で寝ることにした。 公園の芝生の上で寝るのは駄目らしいので、公園内のホテルに宿泊した。

こうして研究学園都市訪問の初日は過ぎた。とにかく広い!



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