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岡山市内を復習してきた

2007年2月24日

家は壊れかけていたから、ちゃんと壊してきた。 ということで、田舎での仕事を何とか片付け、 必要な連絡などのために、車で走り周らなければならなかった。

久々に走ると、知らない道ができている。 案内板によると正しい方向だということで走っていると、 勝手にトンネルができていたりする。 子供のころに頭に叩きこんでいた地図がさっぱり役立たない。 適当に出鱈目に走るのだが、 それでも目的地に地図もなしで確実に到達できるというのは不思議なものだ。 こういうのを土地勘というのだろうか。 生れ故郷は違う。

東京に帰ってくるときに、岡山で途中下車した。 行きは直行したのだが、岡山市内がかなり変化したようなので、 市内をちょっと散歩してから帰ることにした。 遅くなっても品川駅につけば、後はなんとか自宅にたどり付くことはできるはずと考えて、 新幹線の座席の予約もせずに岡山駅を出た。

岡山駅東口から、東にまっすぐ通りが伸びていて、 これを最近は「桃太郎大通り」ということになっているらしい。 まっすぐ進むと、岡山城の方に行く。 桃太郎大通りには、市電が走っている。 昔は、後楽園の近くにいく路線もあったのだが、いつしか廃止になっていた。

何も考えず、後楽園と岡山城の間を流れる旭川の土手によじ登ってみた。 高校生のころは、よく自転車でこのあたりを走っていたものだと懐しくなった。 旭川の後楽園側の岸辺に貸しボートがあったのだが、 まだ寒いためかボートをこいでいる者はいなかった。

旭川を渡って、後楽園(旭川の中洲)を通過して蓬莢橋を渡ると、 いつの間にか竹久夢二郷土美術館ができていた。 ここも入らず、学生のころに住んでいた付近まで行ってみた。 もう建物はなくなっており、駐車場になっていた。 隣りの家は、昔のまま古いボロボロの佇まいで、懐しさがこみあげてきた。 住んでいたころに、既に工事中であったバイパスが完成し、 それに伴って一気に変ったようだ。

しっかり時の移り変わりを実感し、商店街まで戻ることにした。 どうやって戻ろうかと思ったとき、藤原団地から商店街を経由して岡山駅へ向かう 岡電バスがやってきたので、とりあえず飛び乗った。 岡電バスに乗るなんて、何年ぶりだろうか。

商店街の変貌ぶりも見たかったので、途中の天満屋バスセンターで下車した。 天満屋とは、岡山を代表するデパートであり、岡山の人なら他のデパートの名前など けっして思いつかない筈である。 そういうデパートなのだが、店内に入るのはやめて、商店街に出てみた。 岡山市内の人がショッピングを楽しむというと、昔はこの商店街に決まっていた。

私も、高校生のころ、丸善でしっかり立ち読みしたものだ。 丸善は、本は売れど、貸出はしてくれないので、しおりや読書カードなどを挟んで、 次の日にまたいって、続きを読むなどということをよくやった。 そういうことで、随分立ち読みもしたが、つい購入してしまうという愚行をしてしまったことがある。 頑張って立ち読みしていたときは読書欲が盛りあがっていたのに、 購入して、これでじっくり読めると思ったとたんに読書欲が消え、 積読になったことが何度もあった。 まあ、今も同じようなものだが。

商店街は、適度に店が入れ換わっていた。 徐々に東京化されているような気がして、それは困ると勝手に思った。 デパートを中核とした旧商店街を歩いていると、 ときたま知り合いに遭遇することがある。 いつのまにか、店主になったりしているのだ。 でも、今回は誰にも会わなかった。

とりあえず岡山駅に戻らねばということで、節約のため歩いて戻った。 おかげで、町の様子を、しっかり把握できた。 人口50万人あまりの町、それも中心部だけだったらその半分も住んでいないと思うのだが、 急に高層ビルが増えたようだ。100mくらいのビルがいくつも建設中のようだが、 そんなに人がいたっけ、と思わずにはいられなかった。 キョロキョロしながら歩いても、岡山の町は、基本は碁盤の目になっているので分かりやすい。 条里制の跡がそのまま残っていると聞いている。 奇麗なくぎりを乱しているのは、斜めに切り込んできた鉄道だ。

とりあえず、指定席の予約だけして、西口の方に行ってみた。 西口の再開発が著しいので、どんなものか見てみたかった。 以前は、西口に行くのに、狭い地下道を抜けていかなければならなかった。 自転車で西口の方に行くには、岡山駅付近は線路を多数超えて行かなければ成らないので、 駅から離れた踏切を超えていくことが多かった。

しかし、今は、岡山駅の構造がすっかり変り、岡山駅の広いロビーを通って、 そのまま西口に行けるようになっていた。 そして、そのまま、西口にできたビル群の中に吸い込まれるのだった。 去年行った名古屋の栄町、オアシス21からNHK名古屋への通路に少し似ている感じだった。 ただし、規模はもちろん違うのだが。

西口には、奉還町商店街があるのだが、 高校生のころ、とても行きにくかったのでほとんど行たことがなかった。 今回は、そこへ行って時間を潰すほどには余裕がなかったので、 西口再開発で建築されたビルに入っただけで引き帰してきた。

ということで、田舎も時には探索しておかないと、 本当に浦島太郎になるのだなと実感したのだった。

インターンシップ体験記



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