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利害関係者はアクセスグラフを読み取れない

2008年2月3日

その昔、このホームページを始めた頃、 ホームページはどのように見られるのか調べたことがある。 その結果を アクセス・ランキングとして発表していた。 次のようなグラフを作っていた訳だ。 何と、自動ではなく、手作り(もちろん、データは自動で集めるが)していたのには自分でも驚く。 アクセス向上に熱心だったのか、暇だったのか、たぶん両方だろう。

上記グラフは、ログファイルから作ったもので、ヒット数をグラフにしたものだ。 まあ、ちゃんと更新を続けていれば、ちゃんとアクセスは上昇するようで、 それ以上でも、それ以下でもないことが分ったら、 それ以上頑張らなくなって、ログ情報も放置状態だ。

ログ情報は、ときたま鋭いピークが立つ。 インターネット上のどこかで話題にされると、ヒゲが立つ。 そして、トラブルがあって、アクセス不能になると、激減する。

アクセス情報を色々分析するためのソフトは、無料、有料いろいろあって、 それぞれ様々な特徴があるようだが、それほど興味もないので、 必要なら適当な無料のものを使う程度である。 間違っても、「アクセス分析の道具を入れたらアクセスが増える」 などをいう誤解をしないで欲しいものだが、実際はそういう人が多い気がする。

ビジネスとして、仕事の一部としてサイトを立ち上げている場合には、 アクセス向上は非常に重要なことであろう。 とくに、商品販売関連では、アクセスは非常に重要で、 年間何百億円のネット売り上げがあっても、 アクセスが下降しだしたら、売り上げも一気に下降するようだ。

困ったことに、他所のサイトのアクセス情况も簡単に、 誰でも調べられるようになってしまった。 「おたく、アクセス落ちてますね。大丈夫ですか?」 と言われても、侵入して調べられた訳ではなく、 インターネットで公開されているアクセス情報からだいたい分る時代になってしまった。 恐ろしいことである。

アクセス情况のグラフと、売り上げ、ビジネスは非常に密接な関係がある。 だから、ネットビジネスを大々的に行なっていると自己主張している場合、 ぞういうところのサイトを見ると、本当かウソか分ることは多い。

さて、自分のサイトだろうが、他人のサイトだろうが、アクセスグラフを分析し、 アクセスが伸びているのか、低迷しているのか、坂を転がり落ちているのか、 この区別をしなければいけない。 こんな区別、非常に簡単と思うだろう。 要するに、右肩上がり、右肩下がり、どっちでもないの3種類の区別なので、 小学生でも充分にできる。簡単なグラフの読み取りは小学校で習うはずだ。

しかし、小学生ならできることが、大人になり、 さらにコンピュータ技術者になってしまうと、 そういう能力がきれいに消えてなくなる傾向にあるようだ。

うまく読み取れないのは、知識不足だと皆思ってしまうようだが、それは間違いだ。 知識過剰で、グラフが読めなくなっている。 だから、これではいけないと思って勉強したり、 考えたりすると、ますますグラフが読めなくなる。

アクセスを増やすには、何よりも更新が重要だ。 その更新がうまく機能しているかどうかを判断するにはグラフを読む必要がある。

グラフが読めない人がいるが、理由は簡単だ。 グラフを見る、情報を見て分析する前に、 こうあって欲しいという理想を現実にすり替えているので、 いくらグラフを見ていても、脳は受けつけていないのである。

読むべき立場の人で読めない人は非常に多い。 だいたい95%くらいの人は読めないのではないかと思う。 利害関係者であればあるほど読めなくなる傾向にあるようだ。

なお、関係者のくせにグラフを読み取れる場合には、 その人は冷静というより冷徹と思った方が良いかもしれない。 読み取れないのが普通なんだから。

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