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折り紙博士からの立体折り紙のプレゼント

2009年5月30日

折り紙というのは好きで、コンピュータを始める前は、あれこれ本を買い漁り、 難しいものを折るときには紙もしっかり選ばねばいけないので、紙屋に行って和紙を物色したりしていた。 そうしてどんどんのめり込み、幾何学的な折り紙の創作とか、構造的に非常に強いサイコロとか、 あれこれひがな1日やっていた。

しかし、何をまちがったか、マイクロコンピュータ、パソコン、Unix、インターネットという道に進んでしまい、じっくりと折り紙の研究にうつつを抜かす時間がとれなくて、2つの世紀が過ぎ去りつつある。

ホームページでは、前世紀、それも70年代に製作した折り紙の写真をいくつか公開しているのだが、 これらへのアクセスはサイト公開以来アクセスが多い。それも、海外からのアクセスが多い。

コンピュータをやったし、少しは3Dグラフィックスだけでなく、3次元のモデリングにも関わったし、 コンピュータと折り紙って何かできるよなぁ、と思って既に20年以上が経過してしまった。 でも、引退でもしないと、こんな時間がかかることはできない。 でも、もう1つ問題がある。折り紙を折るという作業は、緻密で時間がかかる上、目が疲れる。 まあ、今はロボットが発達したから、ロボットに折り紙を折らせるという発想もあるのだが、 これは著しく難しい。人間は紙をいとも簡単に扱っているが、ロボットに扱わせようとすると、 現状ではまだほとんど不可能なはずだ。折り紙ができるくらいの器用さをもつロボットを作れば、 指先の器用さを要求される仕事のうち、かなりのものがロボット化可能になると信じている。

さて、そんなことを思っているのだが、先日、折り紙博士がやってきた。 そのとき、もちろん折り紙のお土産をもってきてくれたので、ここでちょっと自慢げに紹介しよう。

 これを折ると... 

左上のような1枚の平らな紙(折ったのを広げたので、折り目がついてしまっているが)を、 折り線にしたがって折ると、右上のような、なかに卵形の空間がある立体ができあがる。

この紙をもらって、その場で折ったのだが、ちょっと難しい。 折り線は、カッティングプロッタでミシン目として入っていて、 それにそって折るのだが、最初はどうも遠慮して折ってしまい、なかなか形になってくれなかった。 谷線、山線をきっちり折り目をつけて折ってしまい、全体を同時に丸めていくと、 あるとき、一瞬で右の卵形状に勝手に収まってくれる感じになる。

さあ、皆さんもぜひやってみましょう。ということで、 テレビ東京:ワールドビジネスサテライトの「とれタマ」のビデオでどんなものか、 ちょっと学習をばしましょう。

では、 展開図のページに行って、原理を斜め見し、いくつかの作品を鑑賞し、最後にあるPDFファイルを 印刷して折ってみよう。

さて、もうちょっと別の写真も載っけておこう、せっかく撮影したので。

  

左は、出来上がったときの、裏側というか、おへそ側というか、お尻側というか、そういう側である。 こういう風に、紙が、きちんと45度ずつずれた形でグルッと重なっているのである。

そして、ひだのように出ている正反対の2ヶ所を引っ張ると簡単に開く。 右側は、そのかなり開いたところの写真である。

中に空間ができるので、卵を入れることができる。あるいは、形を工夫すれば饅頭なども可能だろうか。 といっても、折る手間が結構かかるので、もっと単価の高い、アクセサリーなどの方が良いだろうか。


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