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初心者を脱却すべくアルゴリズム入門の聴講を始めた

2009年7月3日

このところ、ずっと忙しい。どうも、世の中が不景気になって、仕事がなくなれば なくなるほど忙しくなってしまうというとんでもない仕事であるようだ。 どうも、仕事の選び方を間違えてしまったようで、これではますます世間離れしてしまう。

暇があり過ぎると、人間はロクでもないことを考える。 しかし、今は暇な人が急激に増えている。 景気の回復もなかなか順調には進まないようで、暇は増大の傾向にあるようだ。 まあ、暇、余暇、レジャーの時間は、歴史の示すとおり、延々と単調増加しているに過ぎない。

という困った状況にあるらしく、下手に犯罪などに手を染めるとまずいので、 人様の暇を潰す手伝いをして、おおいに社会貢献をしている。 つまり、パズルの問題を作ってあちこちに提供するのに忙しいのである。参った。

この仕事のために重要なのは、パズルの能力で、まあ、パソコン初心者は、 パズル能力はそれなりというか、まあまああるかなと思っている。

しかし、もう1つ重要なのは、プログラミング能力なのだ。 それも、とくに「アルゴリズム」が非常に重要な分野なのだ。 しかし、アルゴリズムの授業を一度も受けたことがない。 よく考えてみると、アルゴリズムどころか、コンピュータの授業を受けたこともない。 どこかの大学へこっそり侵入し、聴講して見ようかと思っても、 講師が知り合いだったりしたら恥ずかしいではないか。

ということで、ネットでアルゴリズムの講義をやっている大学はないものだろうかと探してみた。 そうしたら、何とか、見つかったのが、左の本の講義だ。

Introduction to Algorithms MIT OpenCourseWare

どこかと思ったら、MITであった。そして、このテキストは実際どんなものかと机の上や近所を さがしたがなぜか見つからず、本屋に行って立ち読みというか、実際の本に触ってきた。 とにかく分厚く、重かった。 1000ページをはるかに越えている。 日本語訳は近代科学社から出ていて、3分冊になっていた。 英語の本はあまりの重さで、入手する気力がまったく起きなかった。 また、日本語の本は、3冊に別れ、全部を買うと原書よりさらに高価になるのだった。 そして、3冊目まで読む人は少ないのか、3冊目は旧版の翻訳のままであった。

アメリカでは、このくらいの重量のある本を読まないと、プログラマにはなれないのだろうか。 そう考えると、日本では簡単にプログラマになれてしまうようである。 そもそも、アルゴリズムの勉強をしなくてもなれたりするようだ。

まあ、テキストを入手しなくても、とりあえず聴講くらいはできるだろうと思って始めてみた。 講義が全部ビデオになっていて、ダウンロードして、何らかのビデオが再生できる物に入れて聴講可能だ。 1回の講義は70分程度である。そして、そこで話した内容が、全部テキスト(PDF)で用意されていて、 聞き取り能力に問題があっても、何とかなるように配慮してくれている。 機械で自動的に起こしたとは思えないちゃんとしたテキストであった。

教科書なしで大丈夫か不安であったが、資料が、これまたPDFで1回の講義ごとに50ページとか用意 されている。これを見ながら講義を聴講していれば、メモをこまめに取る必要もない。 いや、教科書を買う必要もないことが分かった。 アルゴリズムの実行例(シミュレーション)が、実に丁寧に書かれている。 ここまで丁寧な資料を日本の大学で作っているところがあるだろうかと思った次第である。

内容は、かなり数学、とくに離散数学と、計算量の話が中心になっているようだ。 まだ、ほんの数回しか聴講していなくて、各種のソーティングについて聴いた程度である。 極めて高速なアルゴリズムを、そのアルゴリズムがどう動くかはもちろんやるのだが、 数学的にきっちり説明しようとしているのは、さすがである。 数学的にきっちりやろうとすればするほど、大変時間がかかると思うのだが、 MITの学生は、計算量の問題など楽勝で理解してしまうのだろうか。

それにしても、膨大な資料が用意されており、教える先生もときどき変わる。 資料の多さ、充実さを考えると、かなりのスタッフが関わっているように感じられる。 とりあえず、「ほ〜っ」と感心しながら、ちびりちびりと聴講している。

英語の速度は早いし、さらに聞き取りにくい話し方だったりするので、 聞き取れない、話している内容が理解できない、transcriptで迷子になってしまう、 さらには資料を見ても内容が分からないなど、ほぼ無限の困難が存在するが、 一切を無視し、とりあえず先へ進んでみようかと思っている。

なんとか今年中に聴講を終えて、新たなるパズルの自動生成プログラムに生かせないものかと思っている。 挫折しなければ何とかなるかなと思っている。再生ボタンを押して、その後眠っていても、 時間がくれば終わり、聴講した気分になれるのは、大学と同じか。

ナンプレ問題
自動生成


これで、今日から
貴方もパズル作家


稲葉のパズル研究室


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