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なぜゴミのようなナンプレ問題が増えたのか

2010年10月4日

このところ、なぜかやたらに忙しい。まあ、久々に本を書いていることも関係しているのだが、 次々と思わぬことが発生してしまうのだ。

さて、最近、パズルの世界がなんだかおかしいのだ。 とくに、ナンプレ(ニコリは数独という)の世界で、問題集はやたらに出版されているのだが、 ほとんどの問題集が、目がつぶれるようなひどい問題のオンパレードだったりするのだ。

せっかく Number Place が日本に来て、数字の数が減らされて、配置も綺麗に整えられて、 パズルとして見栄えも、解き味も良くなったのだ。つまり、アメリカで考案されたが、 遊べるレベルに磨き上げたのは日本のパズル作家たちなのだ。

それが、このところ、このパズルが退化してしまったのか、やたらに数字が多く、 ごちゃごちゃした感じの問題が多いのだ。

標準の9×9の問題なら、18~24個くらいで作るのが普通だろう。 それが、もっとたくさん数字がある問題がとても多いのだ。 このパズルをまったく知らない人がいい加減にやっても解けるように作った問題なら、 もっと数字が多くあっても不思議はない。 初級問題集でも、数字は平均で24個は絶対切っていて欲しいものだ。

右の問題は、ちょっと作っただけの問題だ。 とりあえず、数字20個で作った、初心者向けのとてもやさしい問題だ。 この程度のやさしい初心者向けの問題だって、数字が20個もあれば簡単に作れるのだ。 パズルは、美しく、エレガントで、スマートでなければ意味がないではないか。 さらには、驚きさえもあって欲しいところだ。そういうのがパズルなのだ。

なのに、なぜ、世の中には、数字が28個もあるナンプレ問題を難問と称して、 なおかつ難易度も低い問題があったりする。難易度判定もできていないようなのだ。 こんな問題を解いていると、頭はどんどん腐っていくように思うが、どうだろう?

私の場合には、そもそもそんな問題を見たら、吐き気を催すので、 書店の棚にあっても、全部破り捨てたいくらいだ。 実際にやると問題になりそうなので、一応我慢しているが。

最近のパズル作家の能力は、極度に落ちてしまっているのだろうか。 あるいは、そういう問題を、読者は好んでいるのだろうか。 そうは思いたくないのだ。酷いパズル作家がのさばってきているだけだろう。

パズルとは到底呼べない、ただルールには何とかしたがっている程度の問題は排除しなくてはならない。 パズルに対する冒涜以外の何物でもないだろう。

ナンプレ問題
自動生成


これで、今日から
貴方もパズル作家


稲葉のパズル研究室


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