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今は求人難の時代、就職口はいっぱいだ

2011年1月7日

2011年の正月を迎えた。このところ、とんでもなく忙しい日が続いている。 要するに、やたらに仕事があるのだ。

それなのに、世間では、新卒は就職難だという。 実際にそんなに仕事がないとはとても思えないのだ。 社内を見渡しても、人手不足でお客を待たせているような仕事もある状態だ。 仕事がないと言ってみたいものだ。

もちろん、仕事の種類、傾向は時々刻々と変わってる。 何年も、まして何十年も同じような仕事をやっているわけではない。 延々と仕事のやり方も変わっている。

もちろん、IT業界とはいえ、単にホームページを作れば商売になるのは前世紀の話である。 今は、

  • 新しい技術を利用した開発
  • 新しい分野でまだ前例がなく、やってみないと分からない分野
  • 特殊な知識や経験が必要
  • リスクが非常に大きい
  • 仕事の内容自体が流動的で、超柔軟な対応が必要
  • 働く時間帯が特殊
  • 働く環境が特殊で極めて隔離された環境
  • 外国語(英語だけとは限らない)が必要
などの仕事が当然多いのはいうまでもない。

つまり、だれでもできる簡単な仕事は、当然のことながら、 コンピュータがどんどん自動的にやってしまうので、当然なくなりつつある。 これはIT業界に限ったことではなく、単純労働、いわゆる作業のような労働は減る運命にある。 これを止めたけれは、科学技術の進歩を止め、鎖国でもやらないと不可能だ。

新卒採用、さらに広くは労働市場も、ちゃくちゃくと変わりつつある。 新卒の内定が悪いというが、一方では人手不足が非常に深刻になっている。 とくに、優秀な人材の採用には、どこも非常に苦労している話を聞くのだ。 要するに、今の新卒の内定率が低いのは、不景気だけのせいでは決してない。 というか、不景気は主要因ではないだろう。

それよりも、新卒者が、採用基準に満たない、企業、あるいは社会のニーズと 異なってしまったということではないだろうか。 もっと言えば、大学の教育内容が、もはや社会ニーズと合っていないというのだ。

これは、先日、某国立大学工学部の学科長と話していたときに聞いたことである。 大学は、学部名や学科名はずいぶん弄って、聞いても何をやっているか分からない状態だ。 単にイメージで付けている。 しかし、教えている中身は、ほとんど変化していない。 企業は変化しているというか、変化についていけなければ、消える運命にある。 しかし、大学は、旧来のまま、たらたらとやっていると言っていた。

こういう風に言い切れる教授の研究室とかにいれば、 最新の技術を身につけたり、新しい考え方につねに触れられるので、 就職にも比較的有利なはずなのだ。

今、全体的にひどいのは製造業であると。 実際、日本国内の工場は、どんどん海外へ引っ越してしまっている。 着々と減少しているのだから、製造業系の国内での就職口、 とくに生産現場での採用は当然少なくなっている。 今、工場は、日本から外へ出る段階ではなくて、既に出た工場を、 さらに世界の経済状況を見て、よりよい条件の国に引っ越すのが流行っているのだと。 教授の同期生とかは、そういう工場の国際的引越の責任者とかで忙しいのだと。

IT、ソフトウェア関連の大企業の研究所でさえ、国内の研究所を閉鎖し、 海外へ移転してしまった例を知っている。 今は、実際そういう時代なのである。 あらゆる企業活動、社会活動において、意識するしないに関わらず、 海外と無縁ではいられなくなってしまったのである。

今は、なぜか、就職活動を熱心にやっていると、正しいことをやっているような風潮がある。 とんでもないことだ。 ただ応募企業数だけ多いのはまったく意味がないし、 そんな人を誰が雇いたがるであろうか。 まるで「どこでも良いのです、就職できれば」と言っているのと同じではないか。

大学、大学院は、もっと卒業生の品質保証をすべきだ。 親しい教授の推薦などだと、実際に優秀な学生を推薦してくれる。 「今年は推薦できるような学生がいない」といってくれるのは、本当に助かる。 単位数は、単位を稼いだ証ではあるが、それ以上ではない。 工学部の学生なら、どんどん分解して中を調べるのは当然だ。 そんなのは、本当は小学生くらいからいっぱいやっておくべきことである。

もっととんでもないのは、 工場に行ったこともないという学生が工学部にとても多いのだ。 工学部の学生なら、実際の生産現場の見学ぐらい、 年に何度かするくらいが当然だと思うのだが、 どうも、座学だけが多いようで、困ったものだ。

大学、大学院で、授業であった範囲、演習であった範囲だけのプログラムしかしなかった人は、 プログラム開発には向いていないだろう。 「こんなプログラム作っちゃった!」といえる場合にのみ、 プログラム開発に向くのである。

世の中、いろいろな企業、大学があるので、以上のことが常に成り立つ訳ではない。 あくまで私見である。

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