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『人月の神話』の翻訳者が忘年会に飛び入り

2014年12月19日

今は忘年会のシーズンのまっただ中である。 誘われるままに付き合っていると、毎日が忘年会になるかというと、最近は付き合いをすこし悪い方向に設定しているので、そんなに多くない。

それというのも、体重計がやってきて、体重だけではなく、体脂肪率や体年齢まで出してくれるのだ。 その装置が写真のもので、体重が62.7kgと表紙されているが、これはオムロンの画像をパクったので、そうなっているだけ。

体年齢は、体脂肪率に大きく影響されるようなのだ。 それが、最近、体脂肪率が乱れているのだ。 10%を切ることもあれば、24%にもなることがある。 それも、風呂に入る前と、出てからの再計測で体脂肪率が10%も違うことが有る。 風呂は、そんなに体脂肪を変化させることができるのかと考えると、風呂は恐ろしい。

体脂肪率の大幅な変化により、体年齢は42歳から54歳くらいまでふらふらと日々、時々刻々変化する。 そして、ついに昨夜は、体脂肪率の表示が「ー ー ー」となってしまたのだ。測定不能。年齢不詳。
やばい、体が変になってしまったのかと、考えた。 そうだ、昨日は忘年会に参加し、ケーキを3皿くらい食べたので、体脂肪が限界を突破してしまったのだ。

測定不能を確認し、風呂に入って悩んだ、なんてことはないのだが、出てから測定したら普通に測れて、51歳になっていた。 まあ、ほぼいつもの年齢に戻れていたので、心安らかに眠ることができた。

さて、昨日は会社の忘年会があったのだ。 そして、昨日の忘年会の数時間前に、『人月の神話』の翻訳者から、メールが入った。 「珍しい、最近連絡をとっていなかったな」と思って誘ったら、翻訳者がやってきたのだ。 会社の忘年会なので、来場者が少々増えようと減ろうと同じ金額だし、自分のポケットマネーではないので、安心して呼べるのだ。

要するに、出版業界の人なわけだが、当然今の出版業界は大変な不景気どころか、 もう20年程安定確実堅実な市場縮小が続いており、さらに最近は減少比率が急上昇している。特に雑誌は悪い。
そういうのもあって、出版社のほとんどは非常に厳しい状況にさらされている。 日本国内に限れば、読者人口が急減しているのだ。 硬い学術書、技術書だけでなく、コミックを含めても調子が悪い。 パズルや健康など一部の分野が現状維持くらいで、ほかは失速状態といってもよいくらいだ。 対前年比-10%を超える減少を記録している出版分野は多い筈なのだ。

出版業界はこんな状況なので、ボヤキが激しいのだ。ということで、以下、ボヤキである。

本書は、ソフトウェア関連の本と思われているが、それは偏狭な理解なのだ。日本の仕事の世界では、作業量を人月で計算し、人月いくらを交渉し、それでビジネスが動いていたりするのだが、これでは何もイノベーションなど起こる訳がないのだ。そんな人月で計算できるような仕事は、今後はどんどんコンピュータ、人工知能、それも単細胞人工知能程度で置き換わってしまうことが約束されているのだが、まだまだ日本の社会はそんな状態だと。

仕事が遅れたら、作業者を増やせば問題が解決する。あるいは、残業時間を増やせば大丈夫だと思う人が多いのだ。
実際は、仕事は、人数を増やすと仕事は壊れることが多いのだ。 人数が増えると、もう人間同士のコミュニケーション、調整の仕事が増えて、本来の仕事をできなくなってしまうのだ。さらに悪いのは、責任の所在がグチャグチャになって、誰も何も知らない巨大な組織になって、金だけ浪費するのだ。

まあ、金だけで済んでいるうちは良い。プログラムが機械に組み込まれ、ロボットに組み込まれ、医療機器、交通機関に組み込まれてしまうと、なかなかに危険なのだ。立派な会社が作ったソフトかどうか、まったく関係ない。ある阿呆技術者が阿呆なことをやってしまうと、その影響は莫大なのだ。ミサイルは勝手に飛んでいき、ロボットは人間を攻撃し、医療機械は怪我をさせ、交通機関で事故が起きだすのだ。

まあ、ソフト開発に限らず、色々なことは同じなのだ。 どんな仕事でも、人間の能力、適性、限界を考えて、ちゃんとやれば、はるかにうまく行くのだ。

最低なのは、努力すればなんとかなるという考え。努力すると、泥沼になって、最後は人身事故になってしまうことが多い。努力で問題は解決しないのだ。ちゃんと学習すること、自主学習することが大切なのだ。

はて、どこまでが書籍の内容で、どこまでが訳者の愚痴で、どこまでがパソコン初心者の考えか分離不能になってきたので、このあたりで終わる。

この本を読んだことがない人は、ぜひ読んでみよう。世の中が違って見える可能性が大である。


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