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就職斡旋会社の営業でもできるプログラマの能力判定方法

2014年12月22日

新卒採用に対する取り決めが変更になり、会社説明会や内定の時期が後ろにずれることになっている。 どのくらいの会社が守るのかしらないが、この機会に、採用斡旋会社からの営業攻撃が活発化している。

彼らは、必ず「うちは、優秀な学生を紹介できます」という。 この「優秀」という意味なのだが、一般にはMARCH(明治、青山、立教、中央、法政)以上のことらしい。 これより上に、早慶、上智、ICUがいることになっているらしいのだ。 関西だと、関関同立ということになっているようだ。 まあ、それ以外に、当然国公立がある。

就職斡旋会社の人間に合うのは、時間の無駄以外ありえないので、せいぜいメールで返答する程度にしている。 それでも、気分転換に会うこともないではない。 一応、就職斡旋会社がどんな活動をしているかくらいは知っておいた方がよい。 そして、そのあたりまでは、時間は無駄になっても、とりあえず金はかからないのだ。

それで、来てもらったら、「優秀」の意味を聞くのだ。 どうやって、優秀な学生を見分けるのかと。 国公立だろうと、MARCHあるいはそれ以上だって、全員が優秀なわけではないだろう。 それに、マッチングの問題もあるが、それは今は置いておこう。

「優秀」について、説明してくれた就職斡旋会社は、未だに一社もないのだ。 名門大学だから優秀という程度の認識しかないらしい。 それに、就職斡旋会社の営業が、そもそも優秀でないことが多い。 最後は、「優秀な学生を紹介するから会ってくれ」となるのだが、訳のわからない人間が判定した優秀とかいう学生に会うほど暇でない。 たとえ暇なら、もっと別のことをして遊んでいる方がましだと思うのだ。

そして、すこしまともな営業になると、「どのようにして判断しているのか」を聞いてくる。まあ、ごく一部の営業だけだが。 もちろん、自作したプログラムを提出してもらうのだが、そのあたりになると理解不能に陥る営業が多い。 そんなことで、どうやって優秀なIT人材がいると言えるのか、意味不明である。

まあ、ソフトウェア技術者なら、ソースリストをちらっと見れば、だいたい判断できるはずだし、 判断できなければ、ソフトウェア技術者ではないだろう。

就職斡旋の営業に、このようなことを言っても無駄。 彼らにできる能力判定方法が実はある。 それは、上の方に並べてある本の表紙を見せて、どのくらい反応するかである。 まあ、上に並べたのは単なるサンプルで、これらの本を出版しているのが オライリー・ジャパンである。 ソフトウェア技術者、IT技術者なら、この出版社の本を普通なら何冊か読んでいるものである。

表紙には、それぞれ違う動物が描かれていて、非常に精緻な絵であるが、本の中身もしっかり詰まっていて、 最近の日本の本は薄くなりつつあるが、まだ分厚い本が多いのだ。 さらに、アメリカのオライリー社の、 まだ日本語訳されていない本の話などできると更に良い。

このあたりの話について来れない応募者は、評価欄にボツマークを付けておいても間違いは起きないのだ。

オライリー以外にも、色々なしっかりした内容の本があるが、そういう本の内容などについて発言できる、反応できることは能力の証になる。 薄っぺらな本ばかりを読んで頭が薄っぺらになってしまった学生を採用することはないのだ。


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