文庫本のホーム群ようこ

群ようこ


書名十五年目の玄米パン
文庫幻冬舎
発行1999年12月10日
頁数A5版、332ページ
定価1400円(本体)
ISBN4-87728-343-9

この本は文庫本ではないが、コストパフォーマンスからいうと、文庫本並で あるので、つい購入してしまった。群ようこのデビュー作である、 『午前零時の玄米パン』から15年が経ったので、この題名になったのであるが、 残念ながら『午前零時の玄米パン』は未だに文庫本になっていないので、 私としては買えないでいる。今度古本屋にでも行った時に探してみようと思う。

本書は、単行本未収録エッセイを中心連載などがまとめられてある。 全作品のリストは、本の写真入りで、文庫になっているかどうかも分かり、 文庫本しか読まないようなケチには便利である。

本書を1冊読んだだけで、群ようこのエッセイを3冊ほど読んだ気になる。 最近凝っているらしいマージャンの話が多い。それから、印税を家族がどんどん 使い込んでくれる話しかな。まあ、そういうネタ生成者の協力によって 大いに面白いエッセイが出来上がっていることも事実である。 少なくとも、母親の話がなかったら、群ようこは存在しなかったであろう。

楽しく読めて、元気になれる本である。本人も、きっぱりと、エッセイを 一番大事にしていて、小説などは2次的なもののようである。確かに、私も、 エッセイが一番好きである。その他は期待していないんだよね。

2000年1月12日

書名人生勉強
文庫幻冬舎文庫 む−5−2
初出1995年4月幻冬舎(単行本)
発行平成10年4月25日
頁数243ページ
定価495円(本体)
ISBN4-87728-586-5

いつものことだが、一気に読めてしまう本で、読後感もすっきりというやつ である。これが、群ようこの本を読む最大の理由なんだが、難しいことを書か ず、身の回りのことを書いて、読んでいて気持ちがいい本である。

エッセイが9本入っているのだが、最後の「そこらへんでのたれ死に」とい うやつ。これは、マンションを買わない方針について書かれている。 つまり、老後は貧乏になって、そのへんでのたれ死にしても構わない、との 人生感である。

しかし、母や弟はマンションや家を購入したいタイプの人間なのである。そ して、いまや群ようこといえば売れっ子作家で、当然収入も多く、マンション を買うのに不自由はしない筈であるが、あくまで買わないのである。

それで、収入をさまざまなことに使って散財しようとした話があるのだが、 こちとらコンピュータ関係のしか書いていないので、間違ってもそんなことに はならないから「うらやまし〜い」と思ってしまう。

それでも、母と弟がついていて、色々あてにしてくれて、ちゃんとすねをか じってくれるようである。弟がどのくらいの家が買えるかは、おねえちゃん (群ようこ)次第とういう。母親の貯金も、同様とのこと。まあ、世間で良く ある話しである。

群ようこは、こうやって、不満をエッセイにして、稿料を稼いで、その原稿 のネタを提供してくれた母や弟に分けているのであるから、これはこれで万事 うまくいっているような気がするが。


文庫本のホーム群ようこ