文庫本のホーム竹内久美子
竹内久美子

書名ワニはいかにして愛を語り合うか
著者竹内久美子、日高敏隆
文庫新潮文庫 た−49−1
初出昭和61年8月、PHP研究所より刊行
発行平成4年1月25日
頁数191ページ
定価320円
ISBN4-10-123811-1
書名男と女の進化論  すべては勘違いから始まった
著者竹内久美子
文庫新潮文庫 た−49−2
初出平成2年11月新潮社より刊行
発行平成6年2月25日
頁数225ページ
定価360円
ISBN4-10-123812-1
書名そんなバカな!  遺伝子と神について
著者竹内久美子
文庫文春文庫 た−33−1
初出1991年3月、文藝春秋より刊行
発行1994年3月10日
頁数267ページ
定価450円
ISBN4-16-727002-1

竹内久美子といえば、『遺伝子』の話に決まっている。なに、真面目に遺伝 子の話を、生物学的に行う訳では全然ない。

彼女の説明によれば、人間に限らず、全ての生物は、『遺伝子』のために存 在するに過ぎない。人間の体は、遺伝子を運ぶ器にすぎないし、さらに、人間 のありとあらゆる行動は、遺伝子の欲望によって行われている。要するに、人 間に意志など無いのだ。遺伝子は元々極めて利己的なもので、『利己的な遺伝 子』地球を動かしているのだ。

遺伝子に意志があるのであって、人間には意志などない。遺伝子が人間をあ やつっているのである。人間は遺伝子に征服されているのである。戦争するの も、浮気をするのも、真面目なのも、不真面目なのも、みーんな『利己的な遺 伝子』のせい。

というのが竹内久美子の理論であるが、その理論が正しいかどうかは良く分 からぬが、なんでもかんでも『利己的な遺伝子』のせいにしてしまう強引さは 面白い。こんな本を書くなんて、きっと竹内久美子の遺伝子は相当な『利己的 な遺伝子』と言えると思うが、それすら正当化されてしまう。

まあ、遺伝子というものに対する一つの見方には違いない。でも、まあ、そ んなことはどうでもいいから、面白いことは確かだ。とにかく身勝手な本だ。


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