文庫本のホームへ

上前淳一郎

読むクスリ
文春文庫 う−2−7
著者   上前淳一郎
初出   昭和58年「週刊文春」に連載
     昭和59年3月文藝春秋より単行本刊行
発行   1987年7月10日
頁数   291ページ
価格   420円
ISBN 4−16−724807−7

読むクスリ PART2
文春文庫 う−2−8
著者   上前淳一郎
初出   昭和59年1月〜8月「週刊文春」に連載
     昭和59年12月文藝春秋より単行本刊行
発行   1988年6月10日
頁数   301ページ
価格   420円
ISBN 4−16−724808−5

読むクスリ PART3
文春文庫 う−2−9
著者   上前淳一郎
初出   昭和59年〜60年「週刊文春」に連載
     昭和60年6月文藝春秋より単行本刊行
発行   1989年1月10日
頁数   266ページ
価格   440円
ISBN 4−16−724809−3

読むクスリ PART4
文春文庫 う−2−10
著者   上前淳一郎
発行   1989年5月10日
頁数   286ページ
価格   440円
ISBN 4−16−724810−7

読むクスリ PART5
文春文庫 う−2−11
著者   上前淳一郎
初出   「週刊文春」昭和60年11月14日号〜61年4月3日号
     昭和61年6月文藝春秋より単行本刊行
発行   1989年9月10日
頁数   268ページ
価格   420円
ISBN 4−16−724811−5


『読むクスリ』というのは、「週刊文春」連載のコラムで、非常に長く続い ている。単行本は既に24冊くらい出ているし、文庫も17冊目くらいの筈で ある。上に詳細を記しているのは、私が今までに読み終えたものである。一応 最初から順に読み進むようにしている。

この本の題名は、読むと薬になる、とても良い話が書いてあるという意味で ある。で、実際の内容はというと、もしかすると薬になるかも知れない程度の ことが書いてある。

もうすこし具体的にいうと、この本は、ビジネス社会における、主に商品開 発の中のこぼれ話とか、涙ぐましい話とか、ほのぼのとする話などが、非常に 短く(1ページから、せいぜい5,6ページ)まとめられたエッセイである。

内容的には、ちっとも硬いところがなく、気軽に読める。色々な企業の、ほ のぼのとした小話が多く、心が休まる感じの詰め合わせである。

だから、新幹線なんかで出張する時にポケットに忍ばせて、気楽に、のんび りと読むのに最適である。ギスギスしたビジネス社会から、新幹線での移動中 だけでも、ゆったりと、ほのぼのと人間を感じさせてくれる、憩を与えてくれ る本である。

読んだからといって、役立つ知識が得られる訳ではなく、どちらかと言うと 現代ビジネス社会に対する「精神安定剤」と言うべき本である。この本が、こ んなに書き継がれ、読み継がれていることを考えると、やはり本書の題名の 『読むクスリ』は最適の題名と思われる。

ちなみに、本シリーズの副題は、「人間関係のストレス解消に」となってい る。

なお、本シリーズは、その時代を色濃く反映した内容であるので、過去を反 芻するにも良い。


文庫本のホームへ