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児島ボート


児島と言えば、鷲羽山(わしゅうざん)とか、瀬戸大橋で、観光地というイ メージが強いようである。本来は、学生服を中心とした繊維の町である。

しかし、この町に住んだことのある者にとって非常に重要なのが競艇、ボー トレースである。あの、笹川氏のボートレースなのである。そういえば、笹川 氏は亡くなったが、氏の自宅は、文京区の某公立小学校の隣にあり、その小学 校が社会科見学に『船の科学館』へ行くときには随行して行っていた。

すると、『船の科学館』では、すべての人がずらっと整列し、最敬礼をして、 小学生の見学にかかわらず、まるでVIPなみの扱いであった、ということを 子供から聞いた。

児島では、ボートレースの開催日は重要である。今ではそうでもないのだが、 瀬戸大橋が完成する前までは、地元の道路事情も非常に悪く、ボート場から帰っ て行く車で、町の全ての道路はパンクしてしまっていた。それも、大いに外れ て、気が動転した連中が運転しているのが大勢いるので、この暴走族以上に恐 ろしい集団は早く見過ごすに限るのである。今でも、ボート場の近くへ行く時 には必ず開催日を確認しておかねばならない。

児島は昔は独立した市であったが、今は倉敷市の一部である児島地区という ことになってしまった。児島支所という市役所の出先機関へ行くと、ボートの 開催日を印刷したカレンダーがうず高く積まれている。その他、町の多くの場 所に置いてある。私も、田舎に帰っているときには、これを頼りに行動を決め ている。

その開催予定表によると、広島県、愛媛県からも無料バスが出ている。色々 なファックスサービスがあり、電話による実況放送まであるのである。まあ、 至れり尽くせりである。市の他のサービスも、このくらい至れり尽くせりにな らないものかと思うが、無理のようである。

ボートレース場には、非常に広い駐車場がある。何千台入れるのだろう。1 万台以上入れるのかも知れない。昔は駐車場は狭かったのであるが、塩田が廃 止になってから、広大な塩田跡地を駐車場にするようになって、とんでもなく 広大な駐車場になったのだ。あまりに広いので、駐車場の中でスピードレース をやり、時速150キロ以上出す馬鹿もいるのである。

最近は、田舎へ帰ってもボートレース場へ行くことはないが、小学生の間は 非常に頻繁に行っていた。入場料も何も払わず、親などと共に顔パスで、重い 荷物までかついで商売に入って行っていた。中では、外れた舟券が風でぐるぐ る回っていた。

ボートレース場では、レース結果についてトラブルが起こること、暴動が起 こることがよくあった。こういうとき、警備員の服など着て警備したりすると 命の保証がなくなる。だから、暴動のときには、まず、警備の服を脱ぎ捨てて さっさと逃げるのが一番なのだ。

ボート場の近くは、なんだかんだといっても、生活がボート場に依存してい る。ボートが良いとか悪いとか言っても、それは生活と関係ない人の戯言であ る。もし、ボートレース場の隣に自宅があったりしたら、もう、どうやっても ボートレース場の影響から逃れられないのだから。


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