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CONTEX-10

古い家に生まれ育ったため、古い物、それもしょうもないガラクタが出て来るのである。 今回は、手動式の計算器(計算機)を紹介しよう。約30年程前に主に加算のために使っていた ものである。当時これがあるということは、いかにソロバンが苦手だったかを示す証拠でもある。

  

数字の配置は、見ての通り、コンピュータ10キーと同じであり、電話とは逆になっている。 左側のキーの並びであるが、[C], [×], [Div], [−] であり、+は存在しない。 これでは、加算をどうするか悩むかも知れないが、数字を叩いてから、レバーをがしゃん と押すと、加算されるようになっている。

[→],[←] という珍しいキーがあるが、これは桁をシフトするものである。 [0]の右側のキーは、[←]に似ているが、上下に・がついていて、÷と←を合わせたような 記号になっている。これが桁の左シフトを左端まで一気に行うものである。

これだけでは使い方が良く分からないであろう。それで、どこかに使用説明書がないか ちょっとだけ探したのであるが、もちろん見つからなかった。

しかし、ちゃんとこの本体の裏に説明書が張り付けられているのである。右の図では 小さすぎて解読不可能と思うが、ちゃんとでかいもの(1280x1024)も用意した。そちらなら、 一応読めるのではないかと思う。

英語であり、私にはすらすらとは読めないので、親切にも日本語訳を用意した。

手動計算機の使い方

レジスター(数値表示窓)のクリア:
クリアボタン [C] を押す

キーボードのクリア:
赤いキーを右端までスライドさせる

加算(例:722+421=1143):
  1. 722を入力する
  2. 右側のレバー(実行キー)を押す
  3. 421を入力する
  4. 実行キーを入力する
  5. 結果がレジスターに表示される

減算:
  1. 数値を入力する
  2. 実行キーを押す
  3. 数値を入力する
  4. マイナスキー [−] を押す(下がった状態のままロックされる)
  5. 実行キーを押す
  6. マイナスキーが元に戻って結果が表示される

乗算(例:722×421=303,962):
  1. 乗算ボタン [×] の左側を押して、キーが下がったままロックされた状態にする
  2. 722を入力する
  3. 掛ける数字(421)の1の位の数だけ実行キーを押し続ける(この例では1回)
  4. シフトキー [←] を押す
  5. 実行キーを、かける数字の10の位の数だけ押し続ける(2回)
  6. シフトキーを押す
  7. 実行キーを4回押す
  8. 結果が表示される

除算(例:625÷25=25):

  1. 625を入力
  2. クイックシフトキー(テンキーのゼロの隣の矢印がついた白いボタン)を押す
  3. 実行キーを押す
  4. 除数25を入力する
  5. クイックシフトキーを押す
  6. 除算キー [DIV] の左側を押して、キーが下がった状態でロックする
  7. マイナス [−] キーを押す(キーが下がったままロックされる)
  8. 実行キーを、ロックされるまで押し続ける(ロックされたあと、レジスター 右端に表示される赤い数字を確認すると、「2」が表示される。これが答えのも っとも左側の桁の数になるので、覚えておく)
  9. リターンキー [→] を押す
  10. 再びロックされるまで実行キーを押し続ける(するとレジスターの数値が0 になってからキーがロックされ、答えの1の位の数字である「5」が赤字で表示 される)

マシンのクリア:
計算が終わったら、クリアボタンを押し、除算キーの右側を押してボタンを戻し て赤いバーを右端にスライドさせてリセットする。

この計算機は、どういう動きをしているか想像できたであろうか。

乗算は、桁シフトしながら加算を繰り返しているのである。

除算、筆算を考えるといいかもしれない。上の桁から、引ける回数だけ減算をする。 減算も、−で行うのであるが、除算の時には引きすぎて−になるまで引き、後で1回 足し戻すことにより正しい値にしているのである。これを答えの各桁毎にやっていく のである。

という訳で、珠算の達人ならば、これを使う意味は無かろう。

私は、ここから計算機に入った、と言えるだろうか? かなり疑問も残るかな。

2000年5月9日


タイガー計算器については、私は持っていないが、 英文での説明はここが非常に詳しい。
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