パズル本
書名虫食算パズル700選
著者大駒誠一、武純也、丸尾学
発行元共立出版株式会社
発行日 昭和60年4月15日
サイズA5、205ページ
定価1900円
ISBN4-320-01339-5

昭和23年東京大学工学部入学試験問題より

                    ネ ク マ サ テ
         --------------------------
シ ウ マ )テ シ ラ タ テ ウ ク コ
           テ テ ク マ
          ----------------
              ク ク ウ テ
                 シ ウ マ
                -------------
                 サ コ ク ウ
                 ウ テ シ マ
                ----------------
                    ウ ウ タ ク
                    ラ ネ サ コ
                   ----------------
                       サ サ ク コ
                       サ サ ク コ
                      -------------
                                0 

まるまる1冊、虫食算および覆面算の本である。問題数700というのは相 当なもので、この本1冊あれば何日も、あるいは何ヶ月も楽しめるかもしれな い。

最初に、基本的な戦略の説明があり、そのあとに、虫食算および覆面算をパ ターンごとに細かく分類して並べている。虫食算および覆面算に関する文献と 作品出典は詳しい。

巻末に、虫食算ようの数表が載っている。この表は、いまは亡き対数表を思 い出させて、なかなか感慨深い。

例えば、9×□□=□×□の場合の□□に入る数字は、

9×10=090
9×11=099
9×22=198
9×33=297
9×44=396
9×55=495
9×66=594
9×77=693
9×88=792
9×99=891
だけの組合せがあることが分かるようになっている。まあ、こういうのを色々 利用すると、筆算あるいは電卓でごちゃごちゃ計算するより遥かに楽に調べら れるのであるが、今ではパソコンも発達した、さらにインターネットも発達し たので、虫食算および覆面算を解く支援システム、さらには作成する支援シス テムもできちゃうだろうな。

最初に挙げたのは、大学入試の問題である。戦後すぐには、多くの大学で虫 食算や覆面算が出題されたらしい。もちろん、入試であるから、理詰めで調べ れば簡単に、短時間に求まるものが多い。要するに、易しい。

虫食算および覆面算といっても、本当にバラエティに富んだ本である。この 分野に興味のある人にはお勧めの本である。


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