パズル本

パズル通信「ニコリ」別冊

パズル・ザ・ジャイアント


Vol.1
Vol.2
Vol.6
Vol.11992年 1月15日 発行
Vol.21992年 8月 6日 発行
Vol.31993年 7月10日 発行
Vol.41994年 7月10日 発行
Vol.51995年 7月10日 発行
Vol.61996年 1月15日 発行
各巻800円


1992年の正月から、1年弱に1冊のペースで『パズル・ザ・ジャイアント』 が発刊され続けている。

内容は、タイトルの通りで、大きな問題だけを扱っている。特に大きな何問 かは折込で入っていて、伸ばして解くようになっている。

この本の目的は、多分、パズル愛好家あるいはニコリの愛読者(ニコリスト) のレベルも上がったので、さらに充実した、大規模な(?)、より多くの時間 を潰せるような問題の提供を始めたのではないかと思う。

実際、どの問題も、隔月で出ている問題の最大サイズ、つまり1ページいっ ぱいの大きさの問題が標準の問題で、巻末の折込にさらにその2倍のサイズの 問題が載っている。

だから、初心者が、この本の問題を急に解こうと思っても、それはまず無理 であろう。初心者は必ず隔月刊の『パズル通信ニコリ』をまず征服すべきであ る。

‥‥‥‥というのは、ごく当たり前の紹介である。で、問題についての感想 である。

『パズル・ザ・ジャイアント』の問題は、確かにサイズは大きくなったので あるが、問題としてはあまり楽しくないのである。大きいだけで、そのために 時間がかかることはあるが、パズルの最大の楽しみである『悩む』ということ が少ないように思える。

つまり、問題としての技巧とか深さが、ペンシルパズル本の最後の難問あた りと比較すると、希薄な気がしてならなかった。

もっとがっかりしたことは、大きな問題を、幾つかの部分に分割して作成し、 あとでつじつまが合うように調整したとしか考えられない問題が多々あったこ とであり、こういうのは興味を著しく低下させてしまう。大きなサイズである にも拘らず、右上隅の1箇所を変えたら、左下隅にまで影響が出てしまった、 というようなのでなくては楽しみがない。

まあ、これは解く側の勝手気ままな意見である。作る方は結構大変なのか、 あるいはホイホイできるのか、その辺のことは全然知るよしもない。でも、年 に1冊程度のペースというのはあまりにもゆっくりしたペースである。毎月と は言わないが、せめて年に4回の季刊程度のペースで、現在の程度以上のもの を望みたいのだが、無茶な注文だろうか。


パズル本