パズル本

パズル通信「ニコリ」月刊開始号

少し初めまして。

雑誌名パズル通信ニコリ
号数1998年5月号 Vol.72
発行所ニコリ
発行日 1998年4月10日
サイズA4変型判/68ページ
定価530円(本体505円)
ISBN4-89072-572-5

1998年4月10日発売の、パズル通信「ニコリ」から、今まで隔月刊だっ たのが、月刊になった。そして、雑誌のサイズも、細長い判から、よくあるA 4変型判というより一般的な判型になった。1冊としての価格も780円から 530円に下がった。といっても、780円で2ヶ月だったのが、1ヶ月で5 30円だから、必ずしも下がった訳ではない。

問題は、この変更に対して、内容などがどう変化したかである。

まず、雑誌の形が変わったことについて。今までは、背がついていたのであ るが、こんどは中綴、つまり週刊誌風の製本になった。つまり、しっかりした 製本から、簡単な製本になったのである。広げやすくはなったが、執念深くや るパズル本としてはどうかと思う。

色々な問題について、説明文の文字や問題の升目が大きくなった。つまり、 拡大コピーされたような感じである。そのため、誌面が広くなったけれども、 その分情報量、パズル量が増えたかというと、全然そうでない。巻末にある 「ザ・ジャイアント」であるが、マスの数は以前のとまったく同じで、まった くの拡大コピーである。カックロはまだいいが、スリザーリンクの方は、線を 引く長さが伸びてしまった感じである。・と・の間隔によって、問題のレベル を感じさせるようなところがあったのだが、その感覚は使えなくなってしまっ た。

いままでのニコリは、文字がつまっていた、空白部分が少なかったのである が、今回の大改正で、空白が随分目立つようになってしまった。まるで、その 他の一般の易しいパズル雑誌並に空白が多くなってしまった。このあたりが、 まるで普通のパズル雑誌みたいに見える原因であろうか。

新書判のペンシルパズル本として多数のパズル本を別に出しているが、その 系統のパズルの割合が減少してしまったようだ。これが一番残念である。

今回から、広告が堂々と載るようになったことも大きい。表4(裏表紙)、 表3(その前のページ)が広告になってしまった。また、懸賞応募葉書などが 中央のページにきて、開くと勝手に目に入るようになっている。どんどん普通 の雑誌になってしまったようだ。

ここまで編集方針を変えるのなら、別の雑誌として出して欲しいものである。 「ニコリ」が「ニコリ」でなくなったと妻が言っていたが、まさにその通りで あった。

1998年4月26日

パズル本