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ヒント付ナンプレ問題集はパズルを破壊している

2011年5月26日

このところ、ナンプレの問題集が大量に出版されている。 まあ、大部分は目を被いたくなる汚い問題集である。

その中に、「お助けヒント」とかで、すぐに決まるマスを示しているものがかなりある。 それも、200問、300問もある問題集の全問題に、ヒントがついていたりする。

ヒントをたよりに解くと、良く解けるので、こういうのが人気があるのだろうか。 しかし、これはパズルなのだろうか。 頭など使わず、ヒントを見て、次に決まるところを知り、そのマスに関係するところだけを調べるのだろうか。

それとも、これはカンニングの推奨なのであろうか? 試験でカンニングするのならともかく、楽しみで解くべきパズルにまでカンニングを持ち込んでどうするのだ。

パズルは、ある程度難しいというか、考えたり調べたりして、 どのマスが決まるかを自分で見つけて喜ぶものではないだろうか。 決まる場所を指示してもらえば、もう問題解決の9割以上が済んでいる訳だ。 マスが分って、どうなるかを調べるのは、山場を通り越して、後始末をしているだけにしか過ぎない。 もちろん、こんなことをやっても、何の脳トレにもならない。 逆に、「パズルをやっているのにボケる」となる可能性がある。

初心者に教えるべきは、次に決まるマスではなく、どうすれば次に決められる箇所を見つけられるかの方法だ。 たくさんの可能性があって迷ってしまうのがパズルだ。 その中から、決めれる箇所を見つけ出すのがパズルなのだ。 だから、次に決まるマスを示されてしまったら、もう残務整理しか残っていない。

こんなバカなことが流行しているが、これは、パズル作家やパズル出版社に、 解き方を教える能力がない証拠である。


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