パズルの難易度が不連続だと普及しない(しろまるくろまる)
2011年5月31日
実に多くのパズルが考案され、そして消えていったのだ。 普及して、多くの人に楽しんでもらっているものは、1000に3つくらいしかない。 パズルは、いわゆる千三っつの世界の1つ。
千三っつとは、非常に成功率の悪いビジネス、願望などを表現したもので、 プロスポーツ選手になるとか、歌手、俳優とかで成功するような場合に使われる。 パズルを考案しても、それが実際に多くの人に遊ばれる可能性はそのくらい低い。
パズルが成功するためには、偶然がもちろん大きいが、いくつかの条件はクリアしなければ無理なのだ。 その1つが、難易度である。 入門用のやさしい問題から、非常に難しい問題まで用意できないといけない。
そして、難易度が、飛び飛びではなくて、かなり自由に問題レベルを調整できなければいけない。 それは、遊ぶ人についてきてもらうには必須である。
徐々にレベルをあげれば、落ちこぼれは少ない。 しかし、急にレベルをあげると、その瞬間に大多数の人が解けなくなってしまう。 これをなくすることが、普及にはなにより重要だ。
昔、「しろまるくろまる」というパズルが、"パズラー"という雑誌で準定番として出題されていたことがある。 詳しい紹介は面倒なので、リンクをはっておくので、どんなパズルかはそちらで調べて欲しい。
このパズル、ルールがとても単純で、100文字もなく理想的だ。 そして、ちょっと考えれば解ける初心者用の問題はすぐに作れる。
このパズル、外周のマスに●や◯があるうちは解きやすいが、 まったく無くなった瞬間に非常に難易度が上がる。 そのギャップが極端なのである。初級、中級とあって、上級を飛ばして超難問という感じになってしまう。
難易度に連続性のあるパズルというのは、実際にはなかなか難しい、とその昔(10年ほど前か?)思ったのであった。
しかし、、、、、、(つづく)