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汚い問題の排除をめざし、美しい問題が解ける人を育てる

2011年6月8日

本屋でパズルの問題集、雑誌をパラパラと見ると、卒倒しそうになるほど汚い問題が多い。 しかし、パズルの本や雑誌は、遊び、暇つぶしのために存在するのであって、 決してパズル上級者のためだけにある訳ではない。

たとえば、ナンプレだと、数字が30個以上ある問題が非常に多い。 そのくらいヒントがないと、やさしい問題が作れないという。 それどころか、数字の個数で難易度が決まると思い込んでいる人が多い。

誤解だらけの世界だが、その誤解に読者も巻き込まれて、汚い問題にどっぷり浸かっている。 美しい問題をいくら提供しても、解けなければ面白くない。 美しいより前に、解けることが重要だ。

ということで、美しい問題をいくら作っても、鑑賞するだけの能力が相手になければ、 パズル作家がいくら頑張っても、あるいは問題自動生成システムが頑張らずに美しい問題を作ってもダメなのだ。

電車のなかで解いている人をよく見かけるが、すさまじい解き方をしている人もいる。 方針もなく、いきあたりばったりだけで解いている人が実に多いのだ。

やるべきことは、はっきりしている。 ちゃんと解けるようにしてあげることである。

ということで、最近は、パズルがさっぱり分からない人が、 さっさと中級者、上級者になれるようなテキストを書こうとしているのだ。 その第一弾が、学研から出した『面白いほど解けるナンプレ攻略法』である。

頑張る必要はない。 とても簡単な方針にしたがって調べてみようというだけだ。 それで、巻末のヒント数20程度の問題が解けるようになるし、実際なっているようだ。

難しい手筋など、本当の難問集にチャレンジするのでなければ、まず不要である。 すごく単純な方法で、着々と調べるだけで解ける。 種も仕掛けもない。

本当はとても簡単であるのに、わざと難しいと思わせているところがある。 とても簡単であるのがバレてしまうと困るのだろうか?


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