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ナンプレの入門者向け解説本の続編を執筆中

2011年6月22日

今年の1月末に、右の本を学研から出した。 ナンプレが何かまったく知らない人向けに書いた、ナンプレの解き方の本である。

多くの解説書は、1冊の中にできるだけいろいろなことを盛り込もうとするが、 本書はまったく正反対の方針で書かれている。 教える項目をどこまで少なくできるかに挑戦したような本である。 逆に言えば、落ちこぼれようにも落ちこぼれることができないような入門書を目指したのである。

この本の説明は、一気読みができるくらい簡単である。要点をつかむだけれな、立ち読みで十分であろう。 それでも、世の中の多くのナンプレの問題が楽勝で解けるようになる。

だが、本当の中級問題、上級問題へ行こうとすると、この本だけではどうしようもない。 そもそも、極度に少ないテクニックというか、たった1つのテクニックだけを解説しているだけだ。 ナンプレが何か分からなかった人が、数時間で新聞の問題がすらすら解けるようにはなるだろうが、 もうちょっと上を求めるようになるので、というか、既にそうなっている人から続編の要望が来ている。

それで、続編を現在執筆中である。 こういう解説書というのは、ナンプレの問題集を作るのよりはるかに手間がかかる。 とりわけ、このシリーズは、1冊で1つのテクニックしか教えない予定である。 一度に複数個のことを教えるから、落ちこぼれが出て、パズルが、ナンプレが面白くなくなる。 ちゃんと解けるようにしてあげなければということで、2冊目も徹底的に簡単に、丁寧に書いている。

文章は多くないが、解く過程を詳細に書いている。 それも、どう解いたかではなくて、どういう考えで、何を調べるか迷わないようにしてあげることに全力を注いでる。

文章量は多くないが、図は非常に多い。 もちろん、例題をいかに厳選するかが重要である。 そのため、問題を作っては説明するのにちょうど良い感じかを調べては問題を捨てている。 ある程度良さそうだったら、実際に解説メモを作る。すると、ほとんどの場合うまくいかない。 うまく解け過ぎる問題も良くない。 いろいろな場合が現れないといけない。 あまりに長い説明になるようでもいけない。 また、単調過ぎては読んでいてつまらない。 いろいろ考えていると、ボツにした問題が山になっているのだ。 ボツ問題だけで、世の中のナンプレ問題集の大部分よりも良い問題集ができることは間違いないが、でも捨てている。 捨てなければ、良いものはできないのだ。

学術書、技術書なら、読者のレベルを決めて書くことができる。 しかし、誰でも苦労なしに分かるように書こうとしているので、専門書よりもよほど手間がかかっている。


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