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ナンプレのX-Wingはなぜ使いこなせないか(1)理解したつもり

2014年9月29日


ナンプレの上級手筋として「 X-wing」というのがある。 「たすき掛け」とも呼ばれているが、世界的にはX-wingが圧倒的に通じると思う。

この手筋の説明に、いきなりこんな図が使われることがあるのだが、分かるだろうか? これは、学研のナンプレ問題集でもおなじ数字の配置で説明に使われている。

ここでは、もっと細かいステップに細分化して、手筋を説明しよう。

まず、問題が次の状態になっていたとする。 この手筋に関係ない数字、マスは全部無視しているので、ちょっと異様かも知れない。

つぎに、注目すべき箇所を説明する。 青枠で囲った2つの横列と、赤丸をつけた3つの1に注目する。 なぜ、これらに注目するのかは、そのうち分かる(はず)。

青枠で囲った2つの横列について、1を入れられるマスを調べると、 次図の1を緑丸で囲った4マスだけである。

ルールに、縦の9マス、横の9マスには、同じ数字は1つしか入らないので、 実際に1を入れられるのは、次の2パターンしかない。

この2つのパターンを1枚にまとめてみた。 同時に入る1同士を緑の線で結んでみた。 すると、Xの形になった。 たぶん、この形がX-wingの語源ではないかと思われる。

つぎに、緑丸の2つの1を含む縦列を考える。 つまり、次図のマゼンダで囲んだ2つの縦列を考えてみるのだ。

マゼンダ枠の縦列を考えてみると、どちらも、2つの緑丸の1があり、いずれかに1が決まる。 ということは、マゼンダ枠の縦列において、緑丸以外のマスには入らない。 縦列も9マスあり、1がどちらかに入る2マスを除く7マスには入らないということだ。 これは、最初のごちゃごちゃした図では、マゼンダ色で示されている。

ところで、最初あった赤丸の1に注目すると、2つの縦列で元々1を入れられないマスがあるので、 あららに1を入れられないマスは、 次図で、1の候補を#で削除している箇所です。


この例では数字1になっているが、ある数字に注目すると、1を入れられるマス(1の候補マス)の配置が、 Xの形になっている箇所があるかどうか調べ、もしそうなっていたら、その数字の候補がいくつか消すことができたりするのである。

つまり、この手筋は、一気にマスの数字が決まったりするのではなくて、候補がわずかに消すことができたりするという、 解き進み感の非常に薄い手筋なのである。 難易度の高い手筋は、ほとんどそのような感じになってくるのである。 なので、とても地道に解き進むしかなくなる。

ということで、とても丁寧に説明したので、理解できた人も多いかと思う。

でも、説明だけ納得してもらっても、実際に解くときに活用できないのでは、意味がない。 そのために、X-Wingを使わないと解けない問題を用意した。 とりあえず、この問題を解いて、ちゃんと理解したかどうか、身についているかどうか確認されたし。

【X-Wing課題1】

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