X-Wingが複数回出てくるナンプレ問題(3)偏っていると調べるのが楽
2014年10月21日
調べる数字が7と決まったので、決まった7はそのままにしておいて、候補の7をオレンジの丸で囲んでみた。 さて、X-Wingはあるだろうか?
問題の状態についてちょっと考えてみよう。
既出の7は下4段に集中している。
今、X-Wingを調べようとしているので、縦の列あるいは横の列について調べることになるが、 どちらの方が調べやすいだろうか?7の候補がある(確定済みの7がない)列は、縦も横も5列ある。
しかし、下の方は既に決まっているので、縦の列を調べる場合、下4段は無視して良い。 つまり、縦の列について調べる場合は、上の5段だけ注目すれば良い。 でも、横の列について調べる場合、左右に広がっているので、縦よりはすこし調べ難いのではないだろうか?7の候補が、縦の列で2個現れる列を調べよう。
とても簡単で、A,C,Dの3列である。
このうち、2つの候補のマスの位置(高さ)が一致するのは、AとDである。たてのA列とD列でできるX-Wingを示す。
X-Wingによって、7の候補が3個消せた。というところで、X-Wingの処理を終える。
と言いたいが、C列の7の候補が1つ消えたので、C列の7の候補は1つだけになったので、C列の7が決定する。
あるいは、上中央の3x3のブロック中の7の候補が1個になったので、7が決定するとも言える。いずれにせよ、この7が決まると、6の残り2個が決定する。
その後も、どんどん決まるようなのだが、ここでは説明しない。 またX-Wingを調べないといけない事態に陥るかどうかを、まず自分で調べられたし。
ところで、A列とD列でX-Wingができることから、上中央の3x3ブロックの7が決まったが、 この7を他の方法で決められないか、再度調べてみよう。
ということで、次図を再掲しておく。